ボクシング審判システムをNDI で開発中。
ボクシングのジャッジシステムとは、
日本ボクシング連盟様の新ジャッジシステムを開発しているLM-CamのNDIで開発しています。
日本ボクシング連盟様は革新的なジャッジシステムを構築しようとしており、公平なジャッジが出来ることやジャッジのスキルアップ、そのポイントを公開することでエンターテイメント性の向上など、本当に革新的なことにチャレンジされています。
構成
概念はLM-Camでリングの4方から映像を撮り、それをNDI-HX+wifi-ap経由ジャッジシステムの載ったpcまで伝送。(写真はスマホを高所用の三脚に乗せて、映像中継を実施している様子)
現地にはwifi-apとしてASUS RT-AX92U を設置。5G-1(ac), 5G-2(ax)とで運用。(写真の一番奥のpcの下にあります。)ジャッジシステムは真ん中のpcに載っており、基本AIで選手とジャッジの位置関係によるスイッチと自動ズームをテストしていました。ただ、まだAIの学習用素材を取得するのが目的でもあったため、写真のようにゲームコントローラーでスイッチ・ズーム・パンチルトを操作もしていました。
実際の映像・ジャッジシステムの画面など
紋別の中継映像は以下を参照ください。若干フォーカスが甘い部分がありますが、リモートでも調整可能となりましたので、運営する方の熟練度次第でフォーカスをやりながら、合わせることも可能です。
初日には、審判システムの画面もyoutubeに流していました。1時間ほど後の試合が始まった辺りから参照ください。
全体的な完成度
全体的に、
⓪ 機材は基本pc, wifi, iphoneですので、簡単に設置・撤去が可能になっています。
① LM-CamのNDI-HXはwifiで安定した運用が実施できた。LM-CamのNDI信号を2台のpcに(2ch)送っていましたが、特に不安定になることもなし。
② またリモートコントローラー機能がLM-Camには追加されたので、リモコン機能を使って、録画のon/offやフォーカスの調整、色温度、アイリスなどの調整がリモートで出来たのは助かりました。
見ての通り三脚の高さがあったので、リモコンは非常に便利ですね。
③ NDI-Bridgeは不安定です。このBridgeで当初マルチでの配信も行っていたのですが、どうしても1日安定することがなく、途中で止まったりで、課題がまだまだ多いという印象です。(結果LM-Camから2ch送出することで決着)