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エストポリス伝記2が面白かった話をしたい。

エストポリス伝記2が面白かった話をしたいんです。
1995年に発売されたSFCのゲームです。ドラクエ6と同年ですね。

このゲームを知ったきっかけは、スパロボKでBGMをパクられたゲームという本当にしょうもないものでした。

プレイした素直な感想

心から遊んで良かったと思えるクオリティでした。
昔のゲームにしては出来が良いよねという忖度抜きにして、です。
子供の頃に遊んでいたらきっと思い出のゲームになっていたでしょう。

項目ごとにシステムや好きな点を紹介

・古き良きターン制戦闘のRPG

パーティメンバーのコマンドを全て選択後に素早さが高い順に行動するという、戦闘システムは極めてオーソドックスなものです。
独自の要素として通常攻撃と魔法の他にIPという行動があり、簡単に言うと装備されている武器や防具に設定された固有のスキルが使えるというもの。
キャラクターがダメージを受けると溜まる怒りゲージのようなものを消費して使用するもので、これのおかげで魔法が使えないキャラも回復などができる仕組み。

・はがねのよろい 防御力50 IPなし
・いやしのよろい 防御力40 IP全体回復

魔法が使えない+防御力がもともと高くて隊列前に出すキャラは、ボス戦はいやしのよろいの方が使えるか?といったような選択ができる。
全体的に難易度は控えめで、全滅したのは一回だけでした。

・面白いカプセルモンスターシステム

カプセルモンスターと呼ばれる、モンスターを仲間にするシステムもあり。
仲間になるモンスターは6種類?で野良の雑魚敵を仲間にするわけじゃないし、戦闘中に一切指示は出来ないんですが倒されても次の戦闘では体力またMAXになるという、痒いところが多いシステム。
アイテムを食わせて(比喩表現じゃなく、本当にアイテムを食べる)育てるんですが、高価なものを食わせ続けていると育ちにくくなったりするので安物を定期的に食わせて贅沢させなくするとかあるっぽくて笑いました。
あとは攻撃力高いけどちょっと被ダメすると戦闘から逃げちゃう子とか、HP満タンの味方に回復魔法使う子とか、あまりにランダム要素が強いんだけど、その分うまいこと動いてくれると嬉しかったり。

・ダンジョンは実質ゼルダ

弓矢で遠くのスイッチを動かしたりボムで壁を壊すようなオーソドックスなギミックから始まり、踏むと色が変わる床を一色に染めろだのフックショットで遠くへ移動したりと2Dゼルダ並のギミックが満載でした。
戦闘はやや優しめでしたがダンジョンは結構頭を使って楽しかったです。

・ストーリーは結構サクサク

新しい街へ→洞窟やダンジョンに行く→クリアして新しい街へ という流れはお約束。まぁ昔のゲームだし。ダンジョンのやりごたえがあるしキャラの入れ替えが激しいんでマンネリはあんまり感じなかった。
最初は村で生活のためにモンスターを狩っていた青年が、不思議な雰囲気の女性から「あなたは世界の命運を左右する戦いに行く運命……」と言われ旅に出る、王道の感じです。
コミカルで笑える演出も多く盛り込まれており、だからこそシリアスなシーンでのドラマ性が高まるように思います。

・キャラの入れ替えが本当に良くも悪くも激しい

永久離脱イベントがノーヒントでどんどん起きるので装備品は返して欲しかったかも……とプレイしてる時は思ったんですが、イベントや宝箱からしか手に入らない貴重な武器防具が無いと詰むようなゲーム性じゃないので後から考えるとそんなに困らなかったかも。
仲間キャラは脳筋で魔法覚えられないキャラと物理そこそこだけどやや脆くて魔法メインのどちらかに分かれる中、主人公は物理もいけるし魔法もたくさん覚えられる万能型。
基本的にはやっぱり回復は魔法使いに任せて物理アタッカーをするんですが、魔法が使えるのが主人公だけになるタイミングがあるので、そのへんは回復魔法やらIPの組み合わせが悩ましく楽しかった。 

・充実したユーザビリティ

アイテムや魔法すべてにヘルプがあり、効果が事前に確認できます。
今だと当たり前かもしれないけど、30年前のゲームでこれはすごいんじゃないでしょうか?
SFCのドラクエ5を今やっていますが、呪文もアイテムも何もかも使ってみるまでわからないどころか、使っても効果がわからないものもある始末です。
ユーザーが快適に遊べるように考えられているなど感じます。

・BGMが超ウルトラハイパークッソ爆裂良い

え~、もう最高です。特に戦闘曲が全部最高最高最高最高最高最高最高

ボス戦BGMが良すぎて、倒してしまうと「あぁ、曲が終わっちゃった」と思うくらいには好き。

本当は公式がアップしているもの以外を貼るのは良くないかもしれませんが…… 本当にぜひ聞いてほしい。

数年前にデジタル音源でサントラが出ているので買おうか迷ってます。欲しい曲は10曲も無いから4000円はちと高い……

・要所要所のアツい演出が魂を揺さぶる

序盤に負けイベがある四天王みたいなやつと再戦する時があるんですが、「今回は本当に死ぬかもしれないから女は来ないで街に残れ」っつって魔法使えない脳筋2人と主人公の野郎三人だけで立ち向かうところがね……いいんすよ……

そしてやはり、「地上を救う者」がBGMとして流れるラストシーン。

ラスボスとの戦闘に勝利した後、世界を救うために、自分の分身でもある主人公を操作して、自ら死に向かわせるのは少し手が震えましたね。

「あぁ、やっぱり俺死ぬんだ。子供にももう会えないんだ……でもみんなが助かるし、奥さんとも一緒だし、悪くないか……」

一度このゲームをクリアしたことがある人ならば、絶対に忘れないシーンとBGMなんじゃないでしょうか。

・その他にも

パーティメンバーは最大四人だけど五人以上になることが無いので、ストーリー中は控えメンバーなどとの入れ替えはできません。

クリア後のおまけでローグライクダンジョンだけ繰り返し遊べるモードがあって、そのモードだとプレイアブルキャラを好きに組み合わせて遊べるらしい。こういうの嬉しいよね。

またクリアしてから知ったのですが、フィギュアスケートの羽生結弦選手が「自分の原点のゲーム」と語っており、演目のBGMに選ぶほど好きだそうです。そりゃこのゲームを子どものときにやったらそうなる。
自分にとってのBRAVE FENCER武蔵伝みたいなもんですね。

ラストシーンで流れる「地上を救う者」をバックに滑る羽生結弦選手。
先ほども記述した通り、このゲームをクリアしたことのある人なら絶対に忘れることの出来ないインパクトのあるシーンとBGMです。
よりによってスパロボでパクられたBGMがこれ……


いや~~~本当に面白かったんですよね。
しかもクリアしてからエストポリス伝記1の前日譚が2であることを知るという。1もやろっかな……

今までnoteでは好きなゲームとか面白かったゲームについて書くことがなかったので、これが初めて「このゲームおもしろかったよ~!」という記事になります。

ゼノブレイド2:ギブアップ

ロストジャッジメント:くどい!

SDガンダムバトルアライアンス:ギブアップ

エストポリス伝記2:最高~!


緩急。


では。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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