FENDER American Ultra Stratocaster HSS を買って1週間で売った話 3

ってなわけで、アメリカンウルトラの個人的なデメリットを書こうと思います。

【デメリット】

1.自分には弾きづらかった。ネックは多分普通なんでしょうが、個人的にはちょっと握りづらかったのが一つ、あとはミディアムジャンボフレット。個人的にはもう少し細いフレット脳が良かったのが2つ目ですかね。

2.優等生過ぎる音。PRS custom24(現在は売却)を持っていたときもそうでしたが、優等生すぎるので何でもソツなくこなすというのは、逆に言うとコレだという強烈な個性が少なくなると思います。私はギブソンのエクスプローラーを所持しておりますが、リアハムの歪みに関してはエクスプローラーの方が好みでした。モチロン比べること自体がナンセンスなのですが、比べたいんですよね(笑) また国産のTLタイプもありますが、こちらは強烈な個性があるので、うーん、ストラトが中途半端な位置になっちゃったかなー?というのも一つあるかもしれません。

3.所有欲について。普通楽器を買った瞬間というのはものすごくヨッシャーってテンションが上がるのですが、今回はいまいちテンションがあがりませんでした。買っても尚他のストラト見てたりしました。ただ安ストラトを買っていじって見ても、多分いじって完成したら終わりなんですよね。ちょっと良いギターを買って弄るって男子なら好きなんでしょうけど、国産の程度の良いストラトを買って、ゴトーのペグ、USA大手の電装系、ダンカンのピックアップなんかやっているのも楽しいですが、そのギターは完成した瞬間終わると思います。コミックス集めてて集めた瞬間に見なくなってしまう。そんな感覚です。

4.いい意味でストラトらしくなかった。ノイズが無いのが特徴なのですが、コレがスタジオミュージシャンなら良いと思います。ただ、ギターのノイズの部分っていうか、優等生すぎるためか、雑味の部分(美味しいところ?)も持ってかれてしまった気分です。料理でいうと上品過ぎてしまう。無駄がなさすぎて面白みに欠けるといったところでしょうかね。

それを踏まえて楽器屋さんに売ったのがすべてですかね。自分には扱いきれなかったのかなーと。無いと欲しくなるし、手に入れるとあれこれ理由をつけて手放したくなる。ただ、後悔しているのかと言われると2,3割は後悔しているのかもしれません。事実、売られている商品ページを見てみると、なんで手放しちゃったのかな?って思いもあるし、まだ取り戻せるのは取り戻せるんですよね。でも、取り戻してもまた手放しそうな感じがします。結局その繰り返しなのかなーと思います。なんだかんだで帰ってから、フジゲンのページやらトーカイのページやらを見て、あれ良いな、これ良いなとなって、結局商品ページ見て、じゃあなんで売ったのさ?という思いがループしています(笑)

結局は趣味であり道楽でもあるギター。何本もっていても天国には一本も持っていけないのは事実です。多分もし1本だけ持っていけるとなれば、自分はギブソンのエクスプローラーを選ぶんだろうなと思います。短い間でしたが、ストラトは良い思いをさせていただきました。そして自分に言い聞かそうと思います。

もしもまたストラトが欲しくなったときは、「じゃあなんでアメリカンウルトラ売ったのさ」とそう心に言い聞かそうと思います。

最後にここまで書いといて、ホントにやってるのはベースだったりします(笑)

おわり


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