効率的な組織の潰し方

コンサルタントをしていると色々な企業、組織に関わることが多いのですが、最近はまさにお手本のように効率的な組織崩壊を引き起こす行動をしている事業幹部さんと接することができたので、自戒を込めて振り返りとしてまとめたいと思います。

＝＝この記事はこんな人におすすめ＝＝

・悪い事例を知って、組織改善について参考にしたい
・リーダーの反面教師に触れたい
・「もうこんな会社（団体）ぶち壊してやるぜー！！」と息巻いている方

※いいリーダーや組織作りに関しては、本屋にいけば良書が溢れていると思うので、このnoteでは割愛します。
ご自身にあったスタイルの本に出会えるといいですね！

まずは結論から

責任者（担当者）として
人と真摯に向き合い
裏表なく誠実に
現場の声に耳を傾け
明るい展望を伝える

この状態を真逆のことをするだけで、簡単に潰すことが可能になります。

それでは本文スタート！

いいリーダーや組織作りには沢山の考え方や方法があると思いますが、「悪い事例」として、下記のポイントを抑えれば、効率的、高確率、再現性高く組織崩壊を引き起こせるポイントについてお伝えします。

以下のポイントは現場の人間（社員・スタッフ）でも作用しますが、一番良いのは経営幹部クラスや現場責任者のポジションの方が効果的に作用します。

組織崩壊ポイント

１：未来を語らず、目の前のネガティブな数字だけを突きつける
２：現場に権限と情報を与えないが、義務と責任で詰めまくる
３：横の連携を取らせず、一人一人を孤立させる
４：「〇〇さんはこう言っていた」と他人の名前を使い疑心暗鬼にさせる
５：立場と権力を武器に相手を脅し、精神的に追い込む
６：（負の）感情をのせて、相手の責任に転換する
７：教育、研修もしないのに能力がないと罵る
８：報連相の論点を途中から自己解釈で変換する
９：メンバーによって毎回話す内容が違う
１０：上層部と現場の報告、伝達内容が一致しない
１１：タスク（作業内容）の重要度が気分で変わる
１２：代わりはいくらでもいる、とか言っちゃう
１３：会議や打ち合わせは自己都合で勤務時間外
１４：他人のプライベートやプライバシーを平気で漏らす

ざっくり書き出しただけでも１４項目ありましたが、
たったこれだけの項目を忠実に毎日実行するだけで
３ヶ月もあれば現場スタッフの負の感情は爆発寸前となり、
あっという間に組織崩壊は目の前です＾＾

簡単ですね！！

その時、現場では何がおきる？

・労働基準監督署に相談にいく
・社員同士で愚痴を言い合う
・負の感情から仕事が雑になる
・一斉退職の相談が始まる
・（不正体制の準備が始まる）
・精神的に壊れる
・内外に対してネガティブキャンペーンが始まる

少しライトに書きましたが、現場では上記の内容が起こり
それはそれは、破裂寸前の風船状態です。

ここまでくれば、崩壊の仕上げは如何様にもできるので簡単ですね＾＾
描きたいように、お好きなバッドエンドを迎える算段をすればOKです。

いいリーダーとは？

冒頭にも書きましたが、いいリーダーや組織作りに関しては、
本屋にいけば良書が溢れていると思います。
しかし、本を読まずとも組織崩壊ポイントを
しない、させない、それだけでも真っ当な状態には仕上がるのでは？と強く感じます。

責任者（担当者）として
人と真摯に向き合い
裏表なく誠実に
現場の声に耳を傾け
明るい展望を伝える

本当に大事なことだと学ばせてもらっています。

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