見出し画像

株価急落が早い銘柄を見つける方法

株式市場が大きく下落している時には、
個別株も一気に下落します。

株を持っている投資家が、

「ここままだとヤバい!」

と思って持っている株を売ると、
株価が下がります。

その下がった株価を見て、

「さらに下がるのではないか?」

と思って、さらに株を手放す人が
多くなります。

短期間で急降下した株価を見て、
まだ持っている投資家は、

「どうしよう!もうだめかもしれない」

ということで、投げ売りしてしまいます。


このように下落相場というのは、
売りが売りを読んで、
どんどん株価が下がってくるということです。


株を買う時には徐々に買い、
分散して買うのですが、
株価を手放す時には、
一気に売り注文が殺到します。


このことにより、株価は一気に下落します。

チャートで見ると下落スピードのほうが
早いのは一目瞭然です。


では、そういった下がる株を
空売りで利益を出すためには
どうすればいいか?


たくさんの指標がありますが、
その中で誰でもカンタンに
見極められる指標を一つご紹介します。


それは、

1,信用買い残
2,信用売り残、
3,貸借倍率または信用倍率

です。

貸借倍率とは、1の買い残÷売り残の
割合になります。


買い残:100
売り残:100
の場合、100÷100なので、1倍です。

貸借倍率は1倍という計算になります。

次に、
買い残:300
売り残:100
の場合、300÷100なので、3倍となります。


この数字を見ると、信用買いで
持っている人が非常に多いということを
お気づき頂けると思います。


信用買いの数字が多い、
つまり、貸借倍率が高いということは、

「まだ上がる」

と思っている投資家が多いということです。

こういった銘柄が外部環境である、
相場に押されて下落した場合は、
投げ売りのエネルギーが大きくなります。


つまり、下がる時のスピードは、
貸借倍率が高ければ高いほど
一気に下がるというものです。


私たちは、次世代知的投資家クラブでも
空売りをご紹介しておりますが、
こういった銘柄を見極めて空売りするように
指導しています。

テクニカルだけで見るのではなく、
こういった基本的な情報も
投資の意思決定する時に必要だということです。


ぜひ下がる株を見極める時には、
この貸借倍率が何倍であるかということを
意識してみて下さい。


株を買うときもこの数字は重要で、
未来の株価と、マーケットの変化にどれくらい
反応するかのバロメーターになります。

ぜひ投資を決定する前に、
この貸借倍率を見て、メモしてから
意思決定をされることをオススメします。


本日は、株価下落のスピードを知るための指標、
貸借倍率についてのご紹介でした。


追伸:

空売り戦略を知るだけで、
短期間で資産を作ることが可能となります。

買い戦略に限界を感じている方は
ぜひこの方法も身につけてみて下さい。

投資コンサルタント堀北晃生(ほりきたあきお)。群集心理学と金融工学を組み合わせた独自の投資メソッド「堀北式株価デトックス理論」の考案者。作家、コミュニティ、通信講座を通じて次世代の投資家を増やして社会貢献を目指す活動を行っています。