マガジンのカバー画像

シリーズ「パラグライダーで墜落。そして入院」

48
パラグライダーの大会でまさかの墜落。硬い地面に叩きつけられながらも数々の奇跡でなんとか生きのびる。手術や治療のことから心の動きまで様々なことを時系列で語っています。
運営しているクリエイター

#療法士

免荷が外れてフル荷重へ ここまで歩けるように!~第33話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落してから2ヶ月と7日が経った日のことです。 ついに免荷重がなくなる日がやってきました。 パラグライダーの墜落で腰、骨盤、左の踵を酷く骨折してしまいました。左の踵は免荷重といって荷重制限がありました。 ↑に詳しく書いておりますが、左足の免荷重は2ヶ月かけて段階的に解除されていきます。そして墜落から2ヶ月と7日がたったこの日、完全に体重をかけられるようになりました。 リハビリの観点からみても、この日は大きな意味があります。 全体重をかけていいということは、普通に歩くこと

「K」のつく療法士には気をつけろ ~第25話 パラグライダーで墜落 そして入院~

墜落して1ヶ月と19日程経った頃のお話です。 リハビリ病棟に移動して数日が経ちました。この頃の体の状態としては、ピックアップ歩行器を使って片足歩きすることにも慣れてきた頃でした。病院内を思ったようにある程度動きまわれるくらいになっていました。 リハビリ病棟に移って担当になったKDさん。休日や外回りの関係でなかなかあえませんでした。やっと施術をしてもらえたのはお引越しをしてから5日後となってしまいましたが、KDさんもドSでハードなリハビリをしてくれる、すばしい理学療法士さん

パラグライダーで墜落。そして入院。その24 ~病棟の引っ越しで起きた悲劇~

墜落して1ヶ月と13日頃のお話です。 他の病院がどうなのかはわかりませんが、自分の入院している病院はすごく大きいこともあって、どうやら縦割りの組織の様です。さらにできたばかりの病院ということもあるのか、組織間の連携や情報共有がかなり苦手なようです。 (この辺の話はまた別の投稿で「病院生活での動き方のコツ」などのテーマで詳しく書いていこうと思います) そんな情報の連携がうまく行かない美容院で、急性期病棟からリハビリ病棟に移動したときに起きた色々なことを話して行こうと思いま