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シリーズ「パラグライダーで墜落。そして入院」

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パラグライダーの大会でまさかの墜落。硬い地面に叩きつけられながらも数々の奇跡でなんとか生きのびる。手術や治療のことから心の動きまで様々なことを時系列で語っています。
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#骨折

パラグライダーで墜落。そして入院。その4 〜手術とその後の苦しさ〜

墜落してから10日。話は転院して、翌日の手術のための検査を終えて、ご飯を食べて落ち着いた夜の話になります。 ゆっくりし始めた時に看護師からある事を言われました。 「明日の左足の手術のために足のむくみは取っておきたい。なので足を高くして寝て欲しい」とのことでした。 それはつまり、、、移動で犠牲にした腰がめちゃ痛い寝方なんです。 無理ぃぃ!!! となりましたが、、、手術のためです。拒否するわけにはいきません。。。 看護師さんと相談をしながら寝方をあーでもない、こーでもないと試行

パラグライダーで墜落。そして入院。その3 〜転院〜

緊急入院して数日で転院することが決まりました。転院したのは墜落から10日後のことです。ちなみに転院先は実家近くの大きな病院です。 そうなった詳しい経緯はわからないんですが、おそらく担当の先生がなるべく実家近くの病院の方がいいだろうと判断されたんではないかと推測しております。 実家の県内で候補に上がった病院は3つくらいあったそうです。実家からはちょっと距離のある都市の大きい病院なども候補に上がっていたと聞きます。その中で選ばれたのは都市の病院ではなく、地方にある実家から車で1

パラグライダーで墜落。そして入院。その2 〜緊急手術とその後〜

パラグライダーによる墜落。 今回は緊急手術とその後について書いていきます。 前回すこし触れましたが、怪我としては ・骨盤輪損傷(仙腸関節離開、左恥骨結合離開) ・第1,2腰椎破裂骨折 ・第1〜4腰椎横突起 棘突起骨折 ・左踵粉砕骨折 ・右肘頭開放骨折 でした。 レントゲン写真で見るとこんな感じです。(腰の骨はありませんでした) 特に深刻なのは骨盤と腰椎の骨折。 この二つが緊急手術の対象でした。 応急処置的な手術で骨盤には左右にそれぞれピンを立てられました。そのピンは骨

パラグライダーで墜落。そして入院。その1 〜墜落した日〜

気がついたら、何故か病室で寝ていてました。全く訳がわかりませんでした。 パラグライダー中に墜落してしまいました。 今、この投稿を書いているのは事故から、約2ヶ月たち、振り返りながら書いています。 しばらくnoteに事故の事や入院生活について色んな角度から書いていこうと思います。 まずは自己紹介を。 前島聡夫(まえしまあきお)と申します。 東京でフリーランスのフォトグラファーとして主に写真、たまに動画の仕事をしながら、パラグライダーを本気の趣味でしています。パラグライダー