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色眼鏡で見ない

こんにちは、あきのくれです。

今日は、【色眼鏡でみる】というお話をしていきます

色眼鏡で見るというのは、先入観を持ったり
偏見により物事を見ることを意味する慣用句です

普通のメガネなら、レンズは透明なので、目に見えるものというのは本来そのものが持つ色を見ていることになります

しかし、色付きのメガネで見ると、本来のそのものが持つ色ではなく
レンズについている色で見えてしまうことになります
つまり、本当の色が見えなくなってしまうということです

この言葉の意味は、自分の持つ先入観、偏見という【色眼鏡】を使って
物事を見ることです…つまり、一種の決めつけです

例えば、とっておいたおやつがなくなっていたとして

その犯人がだれかと考えている時

いつも盗み食いをしている息子ではないか?と考えて

証拠などもないのに【あんた、とっておいたおやつ食べたでしょう?】と

問いただしてしまうようなことです

でも、実は急な来客でそのお菓子を出していた…

ということもあります


おやつだけではなく、こういった場面は日常いろいろな場面で起こります

色眼鏡で見ることは、それ自体は悪いことではありませんが
その結果として、不要な争い・誤解などを招くことがあり
人付き合いだけではなく、世の中的にも
非常に好ましくない事態を招くこともあります

過去何度も行われた戦争…
そして、今の米中の緊張状態

それは、ある意味では「色眼鏡を使ってみる」という
【素直ではない心】から生み出されたものである可能性が高いのです

この色眼鏡を使ってみるということ
僕は偏見なんかしませんと
思うかもしれませんが

結構日常的に行っている場合があります

私もかなりやってしまいます

意識的に排除しなければなりません


人はとても賢いので、年を取り、経験を積めば積むほど、対処法などを学び
賢明な対応ができる反面、先入観や偏見を持ちやすくなります

この行動【あいつは、私を嫌っているに違いない】

でも、実は自分が今見ている景色というのは
すべてを見ているわけではありません


例えば、くまさんのぬいぐるみを見た時
人によれば、ぬいぐるみと見るか
可愛いと見る人
くまと見る人
モフモフと見る人

等様々です
見るものが複雑であればあるほど
それを見るときに、見た人の主観が入るため
そこで偏見が生じます

必ずしも、皆同じように見ているとは限りません
物だけではなく

人生という形がわかりにくく難しいものであれば

人によって物の見方は大きく変わります


では、どうすればいいでしょうか?

どうすれば、偏見や先入観をなくすことが出来るでしょうか?

素直に赤を赤だと言えるような人

つまり、物事をそのままの形で捉えることが出来る人ならば

難しくないかもしれません

まずは、自分の見ているものはそのものの全てではないことを知ることです

つまり、自分が見ているもの、考え方は

間違っているかもしれない

あるいは、全てを見ているわけではない


ということを知ることです

偏見・先入観というのは、自分が正しいと思いこむところから始まります

自分の目を疑いましょう

意識して自分の目を疑わなければ
自分は正しいと思ってしまいます

そして、物事は別の見方もある

ということをよく知る必要があります

例えば、梅雨のように雨が長く降るような季節

ジメジメして嫌だな…と思う人もいれば

傘を売り出せば、お金稼ぎが出来る!と考える人もいます


物事の正しい正しくないというのは紙一重です

考えようによっては善ともなるし悪にもなります

【自分が正しい】と思い込む人ほど
それ以外の見方はできないと思ってしまい

それ以外の考え方を排除する傾向があります

人間の目は完璧ではありません

間違った見方をすることもあります

それをよく理解しましょう

そして、自分の意見もまた、正しくないかもしれませんが

正しいとも言えます

ジメジメして嫌だな…と思ったなら

それに【自分は】をつけましょう

こうすることで、違う見方もできる余裕が生まれてきます


恐らく、ここまでいうと気づく人もいるかも知れません

それは【普通にできる】

でも、実際にはできない


何故か?

【自分の心に余裕がないから】です

そういうときこそ

「自分は正しい、あいつが悪いことしたんじゃないか」

と、【色眼鏡を使ってみる】という

偏見・先入観を持った言動を取ってしまいます

まずは、自分の心の安静を。

安静は誰かがもたらしてくれるものではありません

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