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「金色のコルダ スターライトオーケストラ」 成宮智治の経営者としての思想とシグマノーツという会社名

成宮智治限界オタクのあきのです。

期間限定イベント「リチェルカーレ」を読む前に、どうしても推しの成宮智治周辺についてまとめたくて、ブツブツしてたら、「まとめた方が読みやすいよ!」とありがたいお言葉をいただいたので、notesアカウントとりました。(以下、成宮のキャラストとメインストーリー第一部のネタバレありますので、ご注意ください)


成宮智治の経営者としての思想とシグマノーツという会社名


※シグマノーツと成宮の関わり、経緯、実態についてはほとんど語られていませんので、成宮推しによる憶測や願望がふんだんに含まれてます。



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「金色のコルダ スターライトオーケストラ」の主人公、朝日奈唯の後輩である成宮智治。彼には、財閥である実家を出奔して寮暮らしをしている苦学生という表の顔と、若くして音楽配信事業会社を起こし経営している起業家としての裏の顔があります。


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成宮が実家を飛び出し、作った会社である「シグマノーツ」ですが、「シグマ」の意味は「総和を求める」「すべてを足す」つまり「すべての」。「ノーツ」は「音楽」。
つまり「シグマノーツ」は「すべての音楽」って意味なんですよね。


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成宮は、リーガルと小百合のやり方が嫌で家を出てきたわけですけど。

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リーガル(小百合)は、「売れるものは売れるときに売る。演奏家は消費物であり、商品の意志や感情は無関係。壊れたら使い捨てるまで」っていう徹底した営利主義。


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現状で語られている成宮の「音楽を愛せなくなった」背景って、
(1)成宮家のやりかたで、どんどん自分の音楽を奪われる人たちを見てきたから
(2)自分の音楽もリーガル的には「使えない」ものか、使えても「消費される商品」でしかないとわかっていたから
(3)恵まれた成宮の家に生まれた者として「いい子」でいなければならないと思ってきたから
あたりだと思うんですけど(だいぶ類推はいってます)。

そんな成宮が家を出て、作った会社の名前が「すべての音楽」ってさ…。成宮の「どんな演奏家の音楽であっても自分は見捨てたくない」という思いがこめられてるんじゃないかと思うんですよ。もう、尊いやらしんどいやら…;;



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話はややずれますが、音楽配信ビジネスって、そのサブスクで集めた音楽の収益を、誰にどう分配するかによって、会社の思想が表れるんですよね。
spotifyは再生回数で分配するので、有名ミュージシャンばかり得をし、マイナーなアーティストは損をすると以前から批判されてきました。
逆に、Deederは、個々のリスナーがどのミュージシャンをどれだけ聞いたかによって、そのリスナーの月額使用料を、該当のミュージシャンに分配するシステムで、公正さを標榜してます。


まだ語られていないんですけど、いったいシグマノーツがどういう形で演奏家たちと契約を結んでいってるかは、すごく気になるんですよね。
この分配方法によっては、成宮の理想である「リーガル的な営利主義によってではなく、すべての音楽を内包し育てる」ことが可能だと思うんですよね。

(てか、だからこその音楽事業会社ではなく、音楽配信事業会社なんじゃないかと思う)


ちなみに私は勝手にシグマノーツは、自社との契約によるベーシックインカム的最低報酬契約と、再生頻度に応じたインセンティブ報酬を混ぜ合わせた、独自の報酬制度を作り上げてるんじゃないか(あるいは朝日奈との関わりからヒントを得て、これから作りあげるんじゃないか)と妄想してるんですが。

ビジネスと損得勘定のリーガル的営利主義の世界から、意志と夢を奪われる演奏家を守り生かしたいというのが、スタオケと朝日奈とともに成宮智治の模索する道であり、シグマノーツの企業理念であるのなら、そこにしかたどり着かないと思うんですよね(いやもっと天才的な方法あるかもだけど)



シグマノーツの収益モデルって、配信事業そのものによる収益のほかに、成宮本人がやってる株式投資による収益が柱になってるんだと思うので(余談だけど、これコーエーテクモの副社長襟川代表取締役のビジネスモデルと同じなので、この類似が面白いんですが)。
学生してオケやってバイトしながら、会社経営して、かつ株式の運用で利益も出して、会社の収益を支え、商品価値の高くない音楽家でも自分の会社との契約によって、守っていきたいって、ある意味、成宮家のしてきたことの贖罪でもあり、将来、朝日奈やオケの仲間が演奏家として成功したときも失敗したときも、守ってサポートできる地盤を成宮はもう準備していることになり、その将来を見据えてのビジネスモデルを構築している可能性があって(可能性つーか妄想ね)

とっ尊いィ~~~~~~~~!!!!;;

ってなっちゃうの、まあ成宮担だからなんだろうけども(笑)。
いやでもマジで尊くない?偉すぎない?15歳だよ?(真顔)



いや後半はほとんど類推と妄想と願望ですがw


たんにリーガルミュージックへのアンチテーゼとして、自分がすべての音楽を掌握するという野心がこめられた「シグマノーツ」だったのかもしれないけど(それも若くて反抗的でかわいいけど)、朝日奈に出会いスタオケで音楽を心から愛せるようになって、成宮の経営者としての思想もさらに変わってきてるといいな~と思います。


【余談】
調べていたらシグマノーツのイメージ企業(世界的に展開している新興の音楽配信事業会社でM&Aをしながら大きくなってる)のspotifyは、2020年売上高9981億884万円。時価総額は2兆9190億円。シグマノーツの株式を上場してるかどうかわからないけど、成宮がすでに数千億単位の資産を持ってそうなのは確実ですね…

(上場してても、支配株主として株式の50%はもってるはずだからね! もちろん株を手放すこと=自分の会社でなくなることなので、成宮智治の手持ちの現金がどれくらいあるかとは、まったく別の話なわけですが)




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