塩林檎

先日のおやつにリンゴを1個食べた。
部屋の外の寒いところでしばらくほったらかしにしてしまっていたリンゴ。
目にするたびに(あ、あとで食べよう)(早く食べなくちゃ)(まだ大丈夫かな)と気にはしていたが食べていなかったリンゴ。
お昼過ぎ部屋で一人で本を読んでいた時、今がリンゴのチャンス!と気がつき、怪しくなったリンゴをキッチンに持ってくる。
最近おいしいリンゴの見分け方を発見したと思っている私。
それは軸の部分。
それまでは太くてしっかりした軸のものを選んでいたのだが、ふとりんごが木から落ちるくらい熟したタイミングなら、軸もしなびて細くなっているのではなかろうか、と気がついてそういうリンゴを最近は選んでいる。
はたしてそうやって買ったリンゴは蜜入りのものに当たる事が多い(気がする)真偽のほどは・・わからない。リンゴ農家の方、どうでしょうか。
さて今回のほったらかしリンゴはどうだろう・・うん、しなびてる。単に時間が経ってしまっただけかもしれないが。
サクッと切ってみると蜜どころか真に近い部分はうっすら茶色になってしまっている(涙)
でもでも食べるよ。イチョウ型に切って、塩をパラリと振りかける。
これは最近お気に入りの食べ方。
子供の頃、切ったリンゴがすぐ黒ずんでしまうのを防ぐのに、母が塩水につけてから出すのだが、それが苦手だった。
今は塩レモン、塩豚(なんか違うか)、塩麹(これも違うか)、チョコレートにも塩が入ったりしている時代。リンゴにもありなはず。
水っぽくなるのはいやだからダイレクトに塩をパラパラすると・・あら不思議。結構イケるではないか。
今日のリンゴみたいにちょっと味が落ちてしまったようなのでも、甘み増し、旨み増し、になるのだった。
気になっていたリンゴを食べ切ったということもあって、満足のおやつとなりました。

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