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好きな歌詞選手権①

──気の抜けてぬるくなった ラムネ越しでも 眩しく見えるもんだから──
「初恋」(神はサイコロを振らない×アユニ・D × n-buna from ヨルシカ)

・きっと誰もがそれぞれすごく個人的な「きみ」像を持っている。けれど、多くのひとは、ラムネ越しに「きみ」を見たすてきな経験なんて持ってない。ないのだけれど、それでもたぶんこの「きみ」は、誰にとってもノスタルジックに聴こえるんですよね。音楽(ないし、調律)の力ってそういうところにあるとおもいます。夏のにおいが吸いたいひとへ。


──口癖は だるい眠いめんどい だけど本当は世話焼きでさ 寝ぼけ眼で画面をみて スイッチをオンにした──
「有頂天猫」(Eve)

・キヨという実況者の本質を要約するとこう!みたいな歌詞(って気がする)。親しみやすさはキヨの1番の武器で、それは下ネタだらけのトークとかうっしーガッチあたりとの俗っぽい絡みとかから生まれてるように感じがちだけれど、そうじゃない(のかもしれない)。他のYouTuberとまじめに比べてみてやっと分かることだけど、キヨって、圧倒的に人間くさい。そしてそれを隠さない。ちゃんとだるそうだしちゃんと眠そうだしちゃんとめんどそう。まるで何の蓋もせずに自分というコンテンツを開示してくる(カッコつけてはいるけど)ものだから、こちらとしても心の壁をすごく作りにくい。キヨの本質も魅力もそこにある(と信じたい)。

ねえ、「だけど本当は世話焼きでさ」だって。あのおもしろい実況プレイをするときキヨはじつは、わたしたちに世話を焼いてるんだって。かわいいこと言うじゃんね。でもそーやって録画スイッチをオンにしてるキヨを想ってまたわたしたちはついYouTubeをひらいちゃうんだもんね。キヨとわたしたち、どっちのがかわいいんだろね?「どっちもブスだろ!!」ってあいつは言うかな。シークバーの、わりと最初のほうで。



──今日くらいはさ 今日だけでいいからさ 君に甘えてみたかった 毎日なんて言わないからさ なんてね、冗談だよ わかれよ──
「今日くらいは」(TETORA)

・逆に訊きたいんですけど、最後の「わかれよ」って、「理解れよ」と「別れよ」どっちなんだとおもいます???

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