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#PR案件について

SNSで最近よく見られる「#PR」。
所謂「案件」。

インフルエンサーなどを使って企業が広告を打つ場合、ルールとして投稿文の中にこの「#PR」を入れないといけないということなのですが、カレー関係においては僕にもそういった依頼が少なからず来ます。

それに対する僕の姿勢を簡単にまとめておきましょう。

まず、PR案件の依頼が来た場合どうするか。
多くの場合はお断りしています。
しかし中にはお受けする場合もある。
その差は何というか、受けるのはどのようなものかというと、僕の好きなお店や好きなシェフが関わる商品だった場合です。
僕が信頼するシェフの商品であれば、それが美味しくないということは無いからです。僕の好きなシェフの商品も色々食べましたが、実際に今まで一度も美味しくないと思ったことはありません。

僕の基本的スタンスとしては、「カレーに対して絶対に嘘はつかない」というもの。
美味しくないカレーを美味しいとは絶対に言わないように心がけています。
そして、僕が連載やTV番組で紹介するお店に関しても、100%僕が選ぶという形でOKいただかないとその仕事をお受けしません。

中には最初から「このお店を紹介したいのですがTV出演お願いします」とか、「このお店で記事書いてください」という依頼もあるのですが、「その内容だったらこっちのお店の方がおすすめです。それでも良ければお受けします。そのお店ありきでしたらお断りします。」と返答しています。

ギャラの良し悪しは全く関係無いのです。ギャラが良かったとても僕が美味しいと思わないものであればお受けしませんし、ノーギャラだとしても僕が美味しいと思えばお受けするのです。

僕の本業は音楽なのですが、幸い音楽だけでしっかり生活できるくらいに収入があります。カレーはあくまで副業であり、だからこそこのようなスタンスでカレーの仕事と向き合うことができています。

ですからSNSのPR案件についても同様です。

結果、仲の良いお店ばかり紹介しているじゃないかと言われることも少なくないのですが、誤解を恐れずに言えばそれは当たり前なんです。
そもそも何故お店と仲良くなるかというと、まず最初に僕がそのお店の味に惚れるということがないと仲良くなりません。
そのお店の味に惚れ、通うようになり、会話も増えてくると、僕としては「何故このお店はこんなに美味しいのだろう、その理由が知りたい!」と思い、取材の依頼をします。
取材してみるとやはりお店のスタンスやシェフの想いが素晴らしいもので、だからこそ美味しくなっているということがわかります。
その取材でじっくりお話しさせていただくと、仲良くなっていくんですね。
その中で「今度一緒にカレー食べに行きません?」と、どちらからともなくそういう話になることもあったりします。
また、僕が色々なお店を知っているということでシェフから「こういうの食べたいんですがおすすめありませんか?」と聞かれたりすれば、おすすめ紹介するのはもちろんなのですが、あのお店とこのお店が繋がったら絶対面白い化学反応が起こるはず!と考えると一緒に行ってご紹介することも少なからずあります。それは仕事としてではなく、単純に1ファンとして、好きなお店と好きなお店に繋がって欲しいと思ってそうしているわけです。
とにかく全く仕事の関係ないところで一緒にカレーを食べ、時には飲み、語り、仲が深まるわけです。
このような場合、お店から「ごちそうさせてください」と言われることもたまにあるのですが、全てお断りしています。割り勘じゃないと行きません。

つまり、仲が良いから紹介しているわけじゃないんです。
大好きなお店だから結果として自然と仲が良くなっているというだけのこと。

というわけで、僕が#PR案件の投稿をしていたとしても、それをつけなくても自ら投稿しているものばかりだと考えていただきたいです。

ある商品を食べてSNSに投稿した時に「それってPRじゃないんですか?」と言われたことがあります。
それについてはそこのお店には行ったことがなかったのですが、友人つながりでいただいたので食べてみたところ純粋に美味しいと思ったから投稿しただけで、完全にPRではなかったのですが、そういう風に言われてしまうことも増えてきたのでここに僕のスタンスをまとめておいた次第です。

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