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yosugalaリキッドワンマンを観て

教え子アイドルグループ「yosugala」の恵比寿リキッドルームでのワンマンライヴを観てきました。
ソールドアウトということでしたが後方席までパンパンの満員。リキッドルームは1000人のキャパなのですが最大限の1000人入っていたかと思います。こんなに満パンのリキッドを見たのはPerfumeがポリリズムで売れた後に行ったリキッドワンマン以来ではないか、いや、その時以上に入っていたのではないかというくらいの熱気でした。素晴らしい!

僕は教え子のライヴを観る時はいつも、次回のレッスンに活かせるようにメモを取りながら見るようにしています。この曲のここが上手くいってないのでレッスンで確認しよう、あるいは、トータルでこの子は前半と後半でこのような差が出てきてしまうのでレッスンで指摘し、それを改善できるようなトレーニングを加えようなど、しっかりとメモを取るのですが、今回のyosugalaはメモをとることがほとんど無かったくらいに素晴らしい歌を歌ってくれました。メンバー4人全員が。

思えば僕がyosugalaに歌を教え出したのは一昨年の年末から。活動開始してから半年近く経った頃からでした。レッスン前に予習しようと「夜明けの唄」のMVを見て、まといの歌声に耳を奪われました。
凄く良い声をしている。しかしこれ、生でも出せているのだろうか?
そう思ってライヴも見に行きました。生でもナチュラルにコンプがかかったような輪郭の際立った歌声。凄いと思いました。
ですが、正直に言うと当日のyosugalaはドカベンに例えると不知火率いる白新高校のようなもので、不知火まとい一人が際立ちすぎていたのです。そしてその当のまといもリズムに難がありました。
ただ、他の3人の声を生で聞いてみると、実に音域のバランスが良い事にも気づきました。
ハイが鳴るちあ。ミッドの高めがまとい。ミッドの低めになぎ、そしてロウがみく。
4人の声が混ざった時、とても綺麗で心地良いという絶妙のバランスだったのです。
これは鍛え甲斐があるぞ! と心躍ったのを覚えています。

そしてレッスンが始まり、それぞれの弱点を補強し、それぞれの長所をさらに伸ばしていくように指導をしているのですが、僕のメソッドとの相性が良かったのか、期待していた以上に4人それぞれがグングンとレベルアップしていきました。
当然本人達の努力もあってこそです。メンバー皆明るく楽しくポジティブに頑張れる子達。みくは明るく楽しくという感覚とは少し違うかもしれませんが、とにかく真面目で内に秘めた熱さを持っている子であり、それがまたバランス良いんですよ。レッスン中でも大抵なぎかちあがアホなことを言ったりやったりする。それにまといとなぎもしくはちあが乗っかる。絶対乗っからないけど「もうしょうがない子達だなぁ」と微笑みながら見守るみく。そんなバランスもまた絶妙で。

バランスと言えば話は少し戻って、声質のバランスが良いからこそ、ユニゾンで一番力を発揮するグループだと考え、yosugalaに関してはユニゾンに特に力を入れて指導しているのですが、初めて見た時あんなにバラバラだったリズムが今日はピタッと揃っていて本当に心地良くて。
表現方法のバリエーションを増やすべくテクニック的なことも指導しているのですが、レッスンで教えたテクニックをバッチリ再現してくれている部分も多々あって。
指導者冥利につきますよ本当に。
みんな本当にありがとう! みんなに歌を教えられて本当に嬉しいです。

今日のワンマンを観て、白新高校ではなく明訓高校になったと思いました。
白新のエースで四番不知火だけではなく、もはや明訓四天王のようだなと。
不動の四番山田まとい。意外性の天才岩鬼なぎ。攻守共に魅せる殿馬ちあ。秘めたる闘志里中みく。
そんな感じでしょうか。ルックスは全く似てないですよ。タイプ的に、ということです。僕はドカベンに例えるのが好きなんです。

そんなわけで常勝明訓の如く、yosugalaも常勝アイドルとなっていくことを確信しました。
次回はO-EASTでワンマンだそうです。着実に大きくなっていきますね。その調子で武道館まで連れて行ってください。そしてさらにその先のアリーナ、ドーム…
夢は広がりますが、それができるグループだと思っています。

さらに大きくなっていく為にはまだまだ改善すべき点も少なからずあります。
すっかり歌が強いグループとなってくれたyosugala。
さらに強くなれるよう、今後もお手伝いしていきたいと思います。

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