おぱんちゅ、多様性。/あきんこ
今日も列車を待っている。雑踏の中でそれを待っていると、自分も社会の歯車になったのだな、と少し寂しくなる。私を見下ろすように設置された発車標をぼんやりと眺めた。列車が到着するまで、まだ時間がある。
私はポケットに忍ばせているスマートフォンに手を伸ばし、慣れた手つきでパスワードを解除する。Safariを開いたところで、図らずも昨晩視聴した「禁断介護/北野美奈」が画面いっぱいに表示された。
禁断介護シリーズは、義父の介護に勤しむ義娘が介護の都度、義父に性欲処理まで迫られてしま