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5回目の0823 前日編『天使と悪魔』

今年であの日から5年。
の前日の8月22日。
早いものであの日から5年の月日が流れました。
知らない方もいらっしゃるので5年前の記憶を遡ります。

5年前。
2015年8月22日。
今日は土曜日ですが、あの日も今思い出せば土曜日でした。
あの日も朝から晴れていました。
この時bjリーグ(現Bリーグ)仙台89ERSのチアダンサーに在籍していた時。
しかも3年ぶりの現役復帰。
金曜日のチーム練習を終えて夜行バスで新宿へ。
開幕前のチーム練習は覚えることがたくさんで心はボロボロ。
気持ちがズドーンと落ちていた5年前の8月22日。
早朝、東京都庁がそびえる新宿へ。
なぜか自宅のある千葉県に帰る足取りが重い。
都庁から新宿駅までの道が全然進まない。
やっとの思いで駅に着いたものの、どうしても家に帰る気分になれず....
気づけば吸い込まれるように新宿ルミネのレストラン街へ。
ご飯を食べるわけでもなく。
ただレストラン街の椅子に座りぼーっと時が流れていく中でずっと悩んでいたのです。
ひたすら脳内で闘う天使と悪魔。

悪魔:『おい。今何もしたくない気分なんだろ?
明日休んでどこか遊びに行っちゃえよ。』

天使:『そんなのダメに決まってるじゃない。明日はあの日じゃない!?』

悪魔:『は?あの日ってなんだよ。明日は日曜日だぜ。日曜日くらいゆっくり休もうぜ!』

天使:『何言ってるの!!明日はいよいよ本番なのよ!あなたの実力で闘ってきなさいよ!』

悪魔:『日曜日くらい布団にくるまってゆっくり休もうぜ!』

天使:『いいえ!あなたは朝きちんと起きて目黒に向かうの。こんなところでぼーっとしていないで早く帰りましょう!』

悪魔:『ここはクーラー効いてて最高だぜ!このままここで過ごそうぜ!』

そんな天使と悪魔の押し問答=自問自答は夜まで続くのでした。
結局ルミネ閉店のお時間となり真っ暗になった空の下、千葉県へ帰ることに。
それがあの日の前日。
ダンス指導者の日本一を決める大会。
第一回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール。

まだこの時、8月23日のドラマなんか誰も知らない。

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