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映画「TOVE:トーベ」/ただの恋愛映画

ムーミンの作者として有名なトーベ・ヤンソンの人生を描いた本作。
トーベは風刺画家としても有名で、独裁者を痛烈に批判し、戦争に反対し続けた。
そんなトーベの生き様が見られると思い、Amazonプライムで再生したものの、画面を流れるのはトーベの恋愛模様のみ。
とある既婚者の女性に強烈に惹かれて、彼女よりも前に出会っていた男性と結婚して忘れようとするも、忘れられない…みたいな。
なんじゃそりゃ。
この映画の監督は何を考えて、トーベの物語を作ろうと思ったのか。
トーベである必要が全くない。
画家としての苦悩と言っても、「お金がない」程度で、まるでしょーもない成金画家のようだった。
今は亡き彼女が見て喜ぶのだろうか。
「このバカな女は誰だ!」と憤慨されても仕方がないだろう。
この映画のように、芸術家気取って「よく語られている反戦画家のアイコンではなく、1人の人間として描きました」みたいなことを抜かしている監督のしたり顔が目に浮かんで反吐が出る。
とにかく何を見せられたんだという感じしかせず、1,000字まで書く気も起きなかったのでここで筆を置きます。
めちゃくちゃ暇な人は見てください。
私はオススメしません。

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