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素人登山 陣馬山編

6月の日曜、やっとのことで雨が止んだタイミングで出かけることにした。
梅雨に入ると良いコンディションの日が少なくなるため、晴れの日には登山者が集中して山が混んだりするんだろうか?

4時起床、5時20分ごろ家を出る。
朝の準備どう頑張っても1時間いる。朝ごはん軽くでも食べたい。
登山の日はいつも前の日の晩に家の掃除を終わらせている。朝は時間がないからだ。偉すぎ?

朝ごはんを食べながら少しだけ登山が面倒になる、これは毎回なのだが。
他の人は出る前に嫌にならないのかな?ちょっとはなると思うんだが。
家から出るとやる気になる。これも毎回。

さて今回の山、陣馬山は標高854メートル。前回より標高はかなり上げた。
近くにあって行きやすい標高の山がここだったので消去法だった。
この山はうまくいけば富士山も見られるし、頂上になんか白い謎馬オブジェがあることで有名。(私には馬の顔部分が包茎にしか見えないのだが)

今回は梅雨なので山ビル避け剤を購入。前の日に靴やズボンの裾にかけておいた。
まだ山ビルに噛まれたことはないが、やられると痛くないが血が止まらないと聞くので、帰りに電車に乗ることを考えると吸血は避けたい。
あの人何!?血?となっては困る。通報されたくない。色々物騒なご時世である。
あと今回はストックも購入した。主に下り用である。膝や足には下りの方が経験上しんどいことがわかった。本当はブラックダイヤモンドとかいう2万くらいするストックがおすすめらしいのだが、それはいつか欲しい。今はちょっと手が出ない。

ザックにストックを刺すとものすごい登山する人感出る。
外側にストックをどう取り付けたらいいのかgoogle先生に聞いた。ちゃんと取り付けるところがあるのね・・。
ザックはモンベルの45lである。大は小を兼ねるのでとりあえずだいぶ前に旅行用にと買ったこのザックをつかっている。
まさか本当に登山に使うとは思わなかったが。たくさん入って丈夫やから登山リュックを買って旅行用にしたらええやん、と購入した過去の自分グッジョブ。えらいぞ。

6時半ごろ高尾駅に到着、陣馬高原下バス停まで行くのでバス乗り場へ・・・
うわーめっちゃ並んでるー。これ乗れるのかな。と心配していたら、臨時の陣馬高原下行き急行バスを出してくれる。大勢居てもバスの時間までに並んでいれば全員乗れるように取り計らってくれるようだ。ありがたい。例外はあると思うが。
なおこのバスに乗っていて思ったが、バイクの人、住んでる人以外は車で陣馬下高原に行こうなどと思わない方がいい。車同士がすれ違える道幅が後半ほとんどない。
バスは運転手同士連絡をとって待機、すれ違う、ということができるが、バックの運転超得意です!という人以外迷惑をかけることになるだろう。
かくいう私はペーパードライバー・ゴールド免許の称号があるので自動運転カーができるまで車を運転することは一生無いと思う。

7時15分ごろ陣馬高原下のバス停に着く、トイレに行くがここはおすすめしない。高尾駅のバス停の側のほうのトイレに行って、登ってから頂上にあるトイレをおすすめする。若干マシである。(臭い的に)
素人的には、しかも女性としては山のトイレ事情はかなり気になるのだが、体験レポやYouTubeで出てくるのは男性の体験ばかりである。正直参考にならない。
彼らは最終立ちションが可能なので多分あんま深く考えていないと思われる。
女子にその便利な外付けデバイスは無いので本当に羨ましい。
拭いたやつどうやって持って帰る??大のときは??隠れる様な場所なくて人いる時は??未だ謎だらけである。謎なのでとりあえずトイレが間に合う場所に存在している山に登ることにしている。

7時半から登山開始、初めは舗装道路だ。現在梅雨なのもあるが、山の北側なのであまり日がささないためものすごくジメジメしている。湿気100000%
途中の分岐で陣馬新道登山口から樹林帯へ登っていく。ここは沢のそばの道なので足元がぬかるんでいる。さらに湿気湿気である。梅雨時期は和田峠を通るルートをおすすめする。こちらは車道と階段だそうだ。
この分岐から1時間強で頂上につく。ここはかなり急登で、木の根っこが階段になっているような道だ。木を掴みながら上がって行く。数歩ごとにゼーハーと息が切れる。頂上まで休憩するところはない。湿気がすごいのでどこもベチャベチャである。汗がまとわりついて乾かない。暑い。泥々の上にリュックを置きたくない。頂上いつ??となる。
誰だよ登山するとか言った奴・・自分である。ノムさんばりに脳内で常にぼやきながら登る。ボヤきだしたのでこれで一人前かもしれない。今までは体力的に緩い登山だったから。

9時に陣馬山山頂に登る。富士山は雲で見えなかった。多分そうなるだろうとは思っていたが。例の馬がお出迎えしてくれる。やっぱりこれ包茎やわ。
頂上でゆずシャーベットを購入。とっても美味しい。ついでに持ってきたおにぎりも食べて休憩。大型犬2匹を連れて登山している人もいる。体力あるワンちゃんなら余裕の楽しいレジャーなんだろうな。
むくみ対策で足を上げてちょっと揉んでおく。今回は過去の登山よりむくみがマシでよかった。身体が適応してきているのかも。
そんなに展望の良い日でもないし、着ている服が汗と湿度により不快なのでもう帰るか・・と早々に下山し出す。

素人登山①にてなぜ富士山をそんなに有り難がるんだと書いたが、今や私もそちら側の人間になった。富士山見えると嬉しい。今では富士山が見える山を積極的に調べている有様である。

下山開始が10時過ぎ。
ストックを伸ばして初めて実践で使用。というかストックの長さって腰のあたり持ち手が来るくらいでいいんやろか?スイスイ歩けるし段差もへっちゃら。あまりストックに体重をかけてはいけないので、そこだけ気をつける。
トレラン勢に大勢すれ違う。これから藤野駅方面に下るのだが、たしかに南郷山、富士小屋山、奈良子峠あたりの尾根道はアップダウンが少なめで走りやすいかも。
ただ地面はぐちゃぐちゃである。
実は私、頂上で泥で滑っていた。だがお尻がちょっと汚れただけで済んだし、トイレ横の手洗いスペースで水を使って多少汚れを落とせたのでラッキーであった。
奈良子峠あたりから下るが、あまり多くの人が通らないのか、けっこうモサモサと草木が茂っている。6月だから余計かな。蚊ではない小さい虫も色々飛んでいる。刺さないなら別にいい。たまにすれ違うトレランの方々、爽やかに挨拶してくれる。普通に歩いていても疲れるのに走るとかマジすごいなと思う。

森を歩いていると、さっき声をかけてくれたばかりなのにすぐに足音、話し声が聞こえなくなるのに驚く。木があると遮音?防音?のような感じになって、だいぶ近くに来ないとわからない。明治神宮に4月に行ったが、あそこも都会のど真ん中なのに静かであった。遭難した人を見つけるのが難しいのにはこういう理由もあるんだろうと勉強できた。あとこういう森だと熊とか猪とか、絶対近くに来るまで気づかない。花咲く森の道でくまさんに出会いたくはない。まじ怖い。

下って下って、普通のコンクリートの道に出る。廃屋の横を通りながら、陣馬の湯と陣谷温泉の方までとにかく下る。
コンクリートの道に出た瞬間早く家まで帰りたい気分になる。コンクリの道は疲れるから歩きたくない。温泉も入ろうかどうしようか迷ったが、タオルがいるとGoogle mapに書いてたような・・。まあいいかと家まで我慢することにした。
陣谷温泉まで山頂からは1時間半くらいかかった。
道路を下りまくって陣馬登山口バス停にたどり着いたのは温泉から40分後くらい。ここでトイレをお借りする。バスがきそうな感じなら待とうとしたが、1時間以上先なので諦めて徒歩で藤野駅へ。
川の水がとっても綺麗。バシャーと脳内で川の水に浸かる想像だけする。気持ちいいと思う。
歩いて行くと、もうすぐ駅に着くくらいの場所にトンネルがあるが、ここは車がすれ違えない幅のトンネルのため、車で通ろうとしている人はまたしても注意していただきたい。トンネルの手前で一度止まって、対向車がいなければ行く。居たら多分交互に一台ずつ空気を読んで、合図を交わしながらガーッと走り抜ける感じ。トンネルは意外と長い。歩く時も車道側に出ないように注意されたし。

藤野駅まではバス停から30分強くらい?舗装道路のアップダウンがあるので地味に疲れる。コンクリートは足に優しくない。
藤野駅は外にお手洗いがある。水を汲める蛇口も外にあるしベンチもある。ここ起点で登山すると楽だろう。

電車に乗りながら、大月ってものすごく遠い駅かと感じていたが、全然近いなぁ・・というか山梨ってすぐそこやん。と思う。このあたりは駅起点で登山しやすいのでまた来たい。
今回は陣馬高原下から陣馬登山口バス停までの総時間は5時間。距離10k、上り664m下り793mであった。家に帰ると今までよりはへとへとになったので、1000mくらいの山で練習していこうと思っている。
夏場の低山は場所を選ばないといけない。暑いからである。7月は登山できない予定なので次は8月??まあ暑さも異常な昨今なので次は9月かもしれない。
夏に涼しいアルプスに行けることを夢見て。





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