宮島管絃祭と陰陽道と密教
耀元歩燦です
明日7/22 は宮島最大の神事 管絃祭です
毎年 旧暦6/17に行われる為
開催日は毎年変わります
管絃祭は 宗像三女神を慰めるために
旧暦6月17日の夕刻から深夜にかけて
船上にて管絃を奏する神事
奈良時代から平安時代にかけて
京の都で盛行した管絃の遊びを
平清盛公が 難波の四天王寺から
厳島に持ち込んだものとされています
都では苑地や河川で行っていたものを
厳島神社では海上で行い
遊宴の為でなくあくまで神を慰めることが目的
今年の管絃祭は
例年の進行より1時間前倒しで
執り行われることになったそうです
発輦祭[はつれんさい]・・・ 15:00
御本殿出御・・・ 16:00
大鳥居前の儀・・・ 16:40
火立岩[ほたていわ]・・・ 18:30
地御前神社着・・・ 19:20
地御前神社発・・・ 19:50
長浜神社着・・・ 20:40
大元神社着・・・ 21:30
火焼前[ひたさき]・・・ 22:10
客神社前・・・ 22:30
御本殿還御・・・ 23:00
1年前 管絃祭の為 宮島に渡り
神事を海の中から見守っていたのですが
その日から私にあるキーワードが
降りてきていました
北辰信仰 妙見 北斗七星 7月 陰陽統合
このキーワードは幾度となく発していたのと
なぜか中島みゆきの地上の星を歌うと
体に大きな振動が起き 力が漲るという
不可解な現象まで起きていました
またその数年前に横浜の古神道 氣の師匠から
秘儀となる祝詞や真言を授かっていましたが
古神道の方は決して多くを語らないので
あなたがわかったタイミングで唱えなさい
としか聞いてこなかったのです
3ヶ月くらい前にやっと読めてきて
それが 管絃祭である事もわかりました
この日と陰陽道と 何が関係あるの?
それはここからお伝えさせて頂きますが
まずは厳島神社がどういう神社なのかを
お伝えせねばなりません
厳島神社は宮島の西北の北東と南西から
突き出た尾根の間の入江に鎮座しています
島自体が神として崇められていたことから
島の上に造営できなかったそうです
厳島神社は内宮と外宮の2つの宮からなる神社で
内宮は厳島神社 外宮は対岸にある地御前神社
そして弥山頂上近くにある御山神社が奥宮です
弥山頂上から厳島神社一地御前神社まで
南北一直線に延びており
厳島神社本殿は東南を座 に北西に向き
鳥居もその位置に置かれています
御山神社 厳島神社 地御前神社ともに
祭神は水の神 航海の神である宗像三女神です
鳥居には陰陽を表す
太陽 (東)と月 (西)が描かれています
厳島神社は杭を打っているのではなく
重し となっている石で支えられていますが
その石は276 般若心経の文字と一致し
古来はその石に般若心経が一文字ずつ
刻まれていたという
厳島神社を大規模な神社とした
平清盛の時代は神社や仏閣 宮殿の造営に
陰陽道を用い 陰陽師を同行させていました
そしてその陰陽道は 五芒星で表されます
陰陽師で有名な安倍晴明は
安倍文殊院を天体観測の場にし
星の動きから世の動きを見出していたのです
では どの星を見るのか
北極星は1年中動かず 北に見えます
北辰信仰では己の立ち位置を知る
不動の星として北極星を天の皇帝や神仏とし
天之御中主神 妙見菩薩 として崇められました
そして北斗七星は季節や時刻によって
位置が変わる為 天帝の乗り物と言われました
厳島神社の本殿が北西を向いているは
地形を重視しただけではなく
北極星と北斗七星 南斗六星 月の配置を
考慮したからだそうで
管絃祭の日の夜
地御前神社を出発する20時頃から
神事が全て終わる23時頃
北極星と北斗七星 さらに南斗六星と月
全てが鳥居の上に見えるのです
北斗七星は冬は北東に 夏は北西に位置します
南斗六星は 夏の間しか見えず
冬は地平線下にあります
天帝と繋がる 宇宙と繋がる 日本最大の神事
それが管絃祭だと 私は言い切りたい
素晴らしい奇跡のような瞬間に立ち合える
宮島のある広島に住む私は幸せ者だなぁと
心から思っています
こういった発信をすると必ず来る質問は
「その日はどう過ごしたらいいですか?」
それは あなたの直霊が決める事です
あなたの中の不動の星 輝き続けるもの
それが直霊 だと思っているのです
直霊は天としっかり繋がっています
つまり 迷いや疑いとは無縁
信念を曲げず 貫いた磨かれた魂のみ
辿り着く事の出来る領域だと思っています
そして辿り着くには覚悟が必要と捉えています
少しでも直霊と繋がる意志を持って
最大の神事をお過ごし頂きたいです
後は宮島 厳島神社の神々と共に
有り難くお過ごし頂いたら良いと思います
宮島に行かれる方は
見かけたらきっとそれはご縁ですので
遠慮なくお声かけ下さいね
かなりの長文となりました
最後までご覧頂きありがとうございます
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