クイズ化の方法は?

前回に続いて、メンタリストDaiGoさんの「最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法」の解説を行なっていきます。

前回のおさらいです。

前回は、科学的に証明された効率的な勉強法はアクティブラーニングであり、アクティブラーニングには想起と再言語化があることを解説しました。

今日は、想起の具体的な方法について解説します。

想起には3つの手法があります。

それは、
①クイズ化
②分散学習
③チャンク化
です。

それぞれについて詳しく解説します。

クイズ化とは、覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストする方法です。

クイズ化はさらに2つの手法に分けることができます。

それは、
1頭の中でのクイズ化

2 クイズ化ノート術
です。

頭の中でのクイズ化は、テキストさえあればできる簡単な方法です。

具体的には、1ページ毎にテキストを閉じ、読んだばかりのページになにが書いてあったのかを思い出すというものです。

1ページ毎だと時間がかかるので、ワンセクション毎に分けるという方法もあります。

想起をする度に脳に負荷がかかるので、記憶に定着しやすくなります。

一方、クイズ化ノート術とは、覚えたい部分があったら本を閉じ、内容を思い出しながらクイズ化するという手法です。

一度クイズ化してしまえば、何度でも復習を行うことができるので、非常に有効な方法です。

次に、分散学習について解説します。

分散学習とは、復習期間を少しずつ伸ばす手法です。

忘れた頃に復習すると頭に定着するという考え方を応用した手法とも言えます。

分散学習も2つの手法に分けられます。 

それは、
1 2×2のルール

2 インターリービング
です。

2×2のルールとは、復習の最適なタイミングを示したものです。

具体的には、
最初の復習は2日後、

2回目の復習は2週間後、

3回目の復習は2ヶ月後に行う、
というものです。

一方、インターリービングとは、1回の学習時間の間で複数のスキルを交互に学習することです。

インターリービングを行いときには、3つのポイントがあります。

それは、

• ジャンルの数は3つまで

• 時間を等分に!

• 1サイクルごとに休憩をとる
です。

例えば、

数学の勉強を60分する場合は、

• ベクトル:20分

• 数列:20分

• 微積分:20分
をそれぞれ学習した後に、10分間の休憩をとるようにします。

インターリービングを用いると、複数のスキルを一度に学習するので、応用力をつけることができます。

最後に、チャンク化について解説します。

チャンク化とは、バラバラな情報を何らかの法則でグループにまとめて、頭に残りやすくする手法です。

例えば、自転車、バイク、自動車を乗り物として1つのグループにまとめるというものです。

チャンク化の具体的な手順は、以下の3つに分けられます。

1 覚えたい内容をマインドマップにまとめる

2 マインドマップを定期的に眺める

3 情報につながりが見えたら、2つをつなげる

最後に、英単語を覚えるときにチャンク化を使う方法について解説します。

例えば、many,much,few,littleという英単語を覚えたいときには、

1 数を表す英単語のグループとして捉える。2 数えられないものに使うのがmuchとlittle

 数えられるものに使うのが manyとfew

のようにチャンク化することができます。

次回は、アクティブラーニングの「再言語化」について解説します。

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