いつか読み返す用

大好きだった服をたくさん売った
お金が必要だったから
今、Nintendo Switchも売ろうとしてる

ジムを解約した
意味がないと半年経って気づいたから
身体を鍛えることは心を鍛えることではないと知った

そんなに追い込まれているわけではないだろうけど
人間 いつでも簡単に人生は崩壊するんだなと気づいた
でも、それでもちゃんと朝はくるし 二度寝もちゃんとした

午前11時。昼前。
妻が入れてくれたコーヒーが冷めたままキッチンに置かれている。冷めたコーヒーが好き。熱々は嫌い。
そのまま換気扇に先っぽを向けながら吸うタバコ。
最初に吸った頃より美味しくない。

午前11時30分。パソコンの前に座る。
自分はこれしかできないと思って進んだデザイナーという仕事。天職だと思っていた。まさか仕事ができなくなるなんてね〜困ったわね。そんなこと思ってもみなかった。
Figmaを立ち上げてフレームを375*812に設定。好きなスクリーンサイズ。一番かっこよくデザインが作れる気がするから。

こうしているのもずっと信じていたかったわけで
自分はこれしかできないと思っていたいとずっと思っていたい。
友達が言ってた
「お前は仕事辞めても沖縄でのんびり海辺で暮らしてたとしても、どうせ飽きてもの作り出すんでしょ」
それが救いだった。たしかに結局何か作っている。

誰かのために物を作ったことはあるだろうか。
誰かのために物を作りたいのだろうか。
とずっと自分に聞いている。
母が描いてくれたウルトラマンタロウの絵が好きだった。母は絵を描くのが嫌いだったけど、俺のためにクレヨンで描いてくれた。今でも覚えている。あの絵が描きたかった。俺には世界一上手に見えた。
作りたくなかっただろうけど、俺のために作った物。それでも輝いているもんなのね。
じゃあ俺が作りたくて作ってるし、誰かのための作っているしの俺は実は最強なんだよね。天才だね。

今日、友達に金を借りた。
そのお金でマックを食べた。
ポテトのLは復活してたけどSにした。

死のうかなって昔ぽそっと言った時に、妻は泣いてた。
みんないいなー。元気に物作れてて。って言う羨ましさがついに怒りに変わってきた時に、仕事を休職した。危ないと思ったから。
Twitterを見るたびに、何でこんなもん作ってるやつがもてはやされてんだよ。なんで元気に物作ってるんだよって少しでも思った自分がいたから、恥ずかしながらも動物のトピックをたくさんフォローした。猫は偉大だ。

年明けにギターを買った。
ヘッドフォンでオーバードライブのEコード一発。
それだけでロックンロールだ。ステージ上の俺を想像した。午後5時。たくさん物を作った。外に出て散歩もした。コーヒーは飲み切った。風呂にも入った。妻は泣き止んでた。上司と話した。相変わらず兄貴みたいだ。先輩からLINEが来た。デブツイートにだけ反応してくれる先輩にも気付いてる。そうね。今の俺は場所によってはリスクかもね。と思うこともあるけどね。あんたを後悔させないからもっかい作らせてよって叫んじゃおって思った。

もう一本。もう一本だけ吸ったら。
行きます。

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