4 .日記とこぼれ落ちた言葉たちのこと
(前日からopening party まで)
https://www.facebook.com/events/191930781702858/
アトリエスペース、通称マグマ部屋には
本を意識していたのもあり、
1年の物語の粒度を細かくするために
日記の抜粋を展示する予定だった。
いざ、イラストレーターに打ち込んで
印刷して貼り出してみると壁が忙しくなりすぎてしまった。
1年で4冊に渡った私の日記はだいたい気まぐれで
かなり詳細な描写や記録がある日、ひとことしかない日、
ポエム風の日が混ざっている。
その中でも日記として成立しているものを打ち込んで
粒をある程度揃えるために、
ひとつの日記のなかからエピソードをばさっと削ったり、
同じ月の中から選びきれずに
何日かのものをひとつにまとめてみたりもした。
この工程がなかなうまくいかず、展示日の前夜まで
慣れないイラストレーターソフトと格闘することになった。
(イラレ教えてくれたり、
作業手伝ってくれたみなさまありあとう。
文字組を手がけるみなさま本当に尊敬します)
そしていざ展示してみるものの、なんだか足りない。
いびつな感じがする。
産後の新米母は、時間があまりにも細切れだった。
物語として捉える余裕はなく、
瞬間・瞬間のものがたくさんあった。
飛び散った言葉たちがあるはずだ。
当日の朝、思いつく限り
この1年によぎった言葉を書き出してみた
展示がオープンしてからオープニングパーティーまでの間に
今回の展示を書く以外の全ての工程を助けてくれている人が
印刷を担ってくれて、パーティー時のアトリエは言葉で埋めつくされた。
マグマが噴火してとび散った状態になった。
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