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5. 言葉から生まれる

展示の開始からopeningまで
https://www.facebook.com/events/191930781702858/

Opening partyやったら?と提案してくれたのは13階を一緒に借りているアリス(別のお部屋)。

ギャラリーのopeningというのには密かに憧れがあったのだけれど、要領が良い方ではないことは自覚しているので、企画するのは難しいだろうなと諦めていた。しかし女優としているアリスが、朗読と即興のダンスをプレゼントしてあげると言ってくれて一気にやってみたい!となった。私が彼女の踊りを見たいという純粋な動機が強かったと思う。

なにか映像に合わせると面白いというので、私がこの1年iPhoneで撮っていた風景動画のなかで、とくに今回の詩にまつわるものを映像仕事をしているまさきくんがまとめてくれた。面白くなりそうだ。

アリスの詩を朗読は、目を瞑って聞いた。
遊びにきてくれたえりちゃんも即興で詩を選んで朗読してくれた。
声の仕事やモデル業もこなす彼女が詩を探して歩く彼女は、美しくて寸劇を見ているようだった。

みんなでの詩の輪読をしてみようとなり、会場全体で声を出した。
ひそやかな合唱のように心が踊った。

そしてアリスが踊った。
部屋に浮いた言葉たちが生まれた原風景が彼女の体を流れる。

自分が書いた言葉が、別の表現者によって別の表現で表される。言葉が手元から飛び立ち、放たれた感覚だった。

Openingの後は、海とマグマとシャボン玉をテーマにしたメニューを囲んで来てくれた人たちみんなで食べた。
これは、居合わせたシフトメンバーが作ってくれた。「海とマグマとシャボン玉を創造しようじゃないか!」と。

自分を別々の文脈で含んでくれている人たちが食卓を囲み交わる様子を見て、心から幸せな気持ちになった。

「言葉から生まれる」ことがあることに、勇気をもらう。

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