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どこまで種を飛ばせるか。

ここ最近、いろんな方にお会いして、お話をする機会をいただいています。
老若男女、街中の人、山の中に暮らす人、社会の中で少数派に属する人・・・本当にいろんな人がいて、それぞれに喜びがあって楽しさがあって、そして悩みをお持ちです。今日はその中から1つのケースを。

「子どもが、今は学校へ行くことが出来ていない」というお話を聴きました。

以前、友人の子どもが同じ壁(いわゆる「中1の壁」。全国津々浦々に存在する中1の壁。うきはの場合、独特の「中1の壁」もあるように感じています・・・)で、親子ともども本当にしんどい思いをしていたことを知っていたので、「年代は多少違うのだけれど、まだ同じようにきつい思いをしている子がいるんだな・・・。この課題は積み残されているんだな・・・」と感じています。

私自身は、小さい頃からどちらかというと1人で過ごすことも好きな人間で、集団で過ごす時と1人で過ごす時、割り切っていたように思います。そしてクラスで何か話し合いをする時も、「自分なりの意見は言いたい」「同調すること自体は必ずしも是ではない」と感じていました。
今の子どもたちはどうなのでしょう。もしも「一緒に〇〇しなきゃ」なムードや「みんな仲良く」なムードが強かったら、それはとてもしんどいことだなと思います。

大人の社会を見ても、そして国際社会を見てもわかるように、「みんな仲良く協調性をもって」というのは、実はものすごく難しいことです。そして人間って、実はみんながどこかしらは「少数派」なのだろうと思います。その中から、共通の目標や課題を見つけなければいけないのならば、お互いに「今、本当に最も大事な目標は何なのか?」をきちんと話しあって、落としどころを見つけられる環境が大事だと感じています。

日本の場合、しかもローカルの場合、色んな状況の中で「声の大きい人」や「年齢が上の人」の意見ばかりが通りがち。けれど、社会は老若男女、いろんな人で出来ているのだから、その中で「自分なりの声をあげられる人」が増えていったらいいなと思っています。

子どもたちだったら尚更のこと。社会に出た時に「私なりの基準」をもって、考えて、判断出来るように育っていって欲しい。学校って、そのための場所だろうと思います。まだまだ「種」の子どもたちが、将来どこまで飛んでいけるのか。大人として、踏ん張り時です。

https://ukiha-kurashi.info/

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