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いつでもいたね。

農場で暮らしていたばあちゃん犬、モコがその生涯を終えた。長男と同じ16歳。外暮らしの中型犬としては長寿だったかな。
若い頃は人に臆病で、いつもビクビクした風情だった。年をとって、色んな人にニコニコするようになって、最後の夏は、農場を訪れる人たちにめっちゃかわいがってもらったね。みんなの思い出の中に残るモコが、笑顔で良かった。

実家が千葉にあった頃。犬や猫を拾っては家で育て、日々を共に過ごし、やがて彼らを見送ってきた。彼らは人間の言葉がわからないから、私たちの表情や声のトーンや身振り手振りから色々な気持ちを読み取ってくれていた。赤ちゃんや海外の方もそうだと思うのだけれど、言葉が通じないぶん、お互いに一生懸命コミュニケーションとろうとするのだよね。あの頃、彼らと過ごすことで、穏やかで楽しい時間が過ごせていたのだなと今になって思う。

「目の前の誰か」への興味、好奇心、愛情・・・色んなものをまっすぐ伝えてくれる動物たちがそばにいてくれて良かった。モコばあちゃんもね。ありがとう。




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