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\令和6年3月議会、閉会しました!/

うきは市議会令和6年3月議会が閉会しました。これから新年度予算のもと、各種事業がスタートしていきます。継続事業もある一方で、新規事業もあります。まず、議員になる以前&そして議員になって最初の頃から、審議会や一般質問や委員会質問で要望をお伝えしていた「これからの時代にふさわしい制服」が両中学校でスタートします。コスト的には従来よりもご負担が増えてしまうのですが、子どもたちの成長や学び、そしてみんな1人1人を大切にするための「大事な一歩」だと思っています。

https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/kiji0037367/3_7367_5804_up_84yx3bw1.pdf

一般質問については、録画バージョンがyoutubeで配信されています。私は子どもたちの教育について大きく2つのテーマを取り上げました。1つは、誤評定を発端として調べた「中学校における評定」について、1つは総合的縮小の観点から見た公共施設、特に浮羽中学校の建て替えの問題についてです。ぜひ、ご覧下さい。

そして今回の議会で非常に大きなトピックスとしては・・・
①旧浮羽東高校のルリーロ福岡への無償貸与
②うきは市営西隈上団地PFI導入 がありました。

まず、ルリーロ福岡への無償貸与の件は、12/31に最初に報道され、追って3/19には令和5年度使用許可を得ている硬式少年野球チーム・浮羽ボーイズの4月以降の土日の練習場所の確保についても報道されました(いずれも西日本新聞)。ご存じの方も大勢いらっしゃると思いますし、それぞれに考えがあると思います。

市議会では・・・うきは市、うきは市商工会、福岡県立浮羽究真館高等学校、そしてルリーロ福岡の4者連携協定で「うきはラグビータウンプロジェクト」の中で各種事業に取り組み、リーグワン参入へ向けて実際にステップを踏んできたこと / 浮羽ボーイズの支援については、市として配慮をし、ルリーロ福岡にも理解や協力を求めていくということが、議場で執行部から説明されたこと / 所管の総務産業常任委員会において市の姿勢等も含めた審議がなされ、付帯決議も出されたこと
なども踏まえ、可決となりました。

今回、本事業については様々なご意見があるだろうと思うのですが、私は賛成票を投じました。旧浮羽東高校(登記面積:36,498 ㎡)については、平成24年に県から購入してから長い間「遊休市有地」となっていて、過去の市議会議事録を見ても「企業誘致」「住宅地造成」などのキーワードが何度も出てきた施設で、そうした大きな施設が長期に渡り言わば「塩漬け」になってきた経緯があります。「地域創生施策」や「若者の移住定住施策」のためのビジョンという提示がされたことから、「うきは市の行政として、政策的・社会情勢的な判断とは?」や「公共の利益とは?」をグルグルと考え続け、他市の事例等も調べ、自分なりに判断をしました。

とは言え、今回ご相談をいただくまでは、このグラウンドで野球チームの子どもたちが毎週末、試合や練習をしていたことを知りませんでした。
ラグビーを頑張っている若者や子ども達、そして野球を頑張っている子どもたち、そんなみんなを応援している方々、どの方々のことも考えると、誰も責めを負うべきではないと考え、判断せねばならない心苦しさもあります。行政サイドの適切な時期の方針説明・状況説明がなされていれば、ここまでの温度差は生じなかったのではないだろうか・・・と思っています。
子どもたちが頑張り続けられるよう、今後も注視していきます。

一方、少子高齢化・人口減少、つまり自前の歳入の減少が続くうきは市においては、「創造的縮小」の観点は不可欠だと思っています。遊休施設だけではありません。市内の社会教育関連施設やスポーツ施設などで老朽化が進んでいるところも多々ありますし、既に「建設当初の使命は終わった」と見なされるような施設も数多く存在します。
「1つの目的に対して複数の施設がある場合は集約」という方針は「公共施設等総合管理計画」で打ち出されています。集約できる分は集約し、複合化出来るものは複合化&多目的化する、そのために必要な投資は投資する、そうした創造的な視点が必要になってくると思います。そして、おそらく旧東高と類似の課題(施設を活用している団体や競技者の活動場所の確保)は、今後も出てくる課題だろうと予測しています。今回のケースを教訓として、早めに関係者に対して情報を開示し、必要十分な話し合いがなされるよう、望みたいと思います。

次に、昭和41年から昭和46年にかけて整備れた西隈上団地(現在112戸)へのPFI導入については、令和11年までの長期に渡る整備事業になります。(https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/kiji0037508/index.html
既にサウンディング型調査(民間事業者から利活用の方向性、市場性の有無、市場性の確保に向けたアイデアを得ることで、民間活力の導入に向けた、幅広い検討を行う形の調査)も行われ、事業のおおよその方向性は見えてきているように思います。調査の履行期間が昨年の12月28日迄でしたので、質疑では早急に最終報告書をホームページで開示するよう求めました。(https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/kiji0037501/index.html

既に人口減少が進んでおり、なおかつ過疎地域にも指定されている浮羽町域で当初の「施設計画等条件」だと住宅70戸程度 ・3~4階、住戸タイプも2DK・3DKの2タイプとなっています。最終報告書の前段階のものをいただきましたが、ご高齢者・独居あるいは2人暮らしの方々の入居が多いであろうことを考えますと、「市営住宅」で大きな規模の整備が本当に必要なのかどうなのか、市民の皆さんにもきちんと情報が提示されてしかるべきだと思います。

さて、この3月議会で市議会議員の任期の半分が終わり、6月議会からは3年目に突入します。様々な分野の勉強を頑張っていますが、まだまだ足らないなぁ…と実感もしています。市議会は市政へ私たち子育て世代の声を届ける数少ない機会なので、自分自身のブラッシュアップも頑張っていきたいですし、市民の皆さんが能動的に「暮らすまちのこと」の基礎になる市の行政の在り方に興味を持っていただるようになったら嬉しいなと思っています。


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