夏の講座ご報告「公開レッスン&指導法」①
こんにちは!鈴木顕子(ダルクローズ・リトミック国際ライセンス保持)です。
7月14日と15日は、「ジャックと音楽の木 Summer Seminar Vol.1」が開催されました。
私もこの講座に微力ながら携わらせていただきましたので、遅ればせながらそのご報告をこちらのブログに綴っていきたいと思います。
今回は、7月15日に担当させていただいた「公開レッスン&指導法」について取り上げます。
この日は、講座のために会場をお借りした石神井幼稚園年中クラスのお子さんたちにリトミックをさせていただきました。
石神井幼稚園では保育内でリトミックを行っており、年少では園長先生が、年中と年長ではかおり先生がご指導されているとのことでした。
かおり先生は石神井幼稚園の先生です。
公開レッスンに参加する子どもたちは園で募集していただき、19名集まりました。
子どもたちが普段通り伸び伸びとリトミックができるよう、かおり先生が様々気を配ってくださいました。
7月1日にかおり先生より、子どもたちが楽しみに参加できるよう手紙を書いてほしいと連絡がありました。
以下のような手紙をかおり先生に託しました。
ばらぐみ・すずらんぐみのみなさん、こんにちは。
こんどいっしょにリトミックをやるすずきあきこです。
わたしは、ときどきかおりせんせいといっしょにリトミックをしています。
15にちはみなさんといっしょにリトミックをするのをとてもたのしみにしています。
たのしいことをやるので、げんきにきてくださいね。
すずきあきこ
かおり先生は子どもたちに私の写真を見せながらこの手紙を読んでくださったそうで、その時の様子を教えてくださいました。
優しい先生だよと伝えると、「この先生が来るんだー!」「かおり先生の先生なの!?」と色々な反応がありました。
写真を見せると、みんなじーっとよく見て、写真を撫で撫でする子もいました。
大勢の人が勉強に観に来ることに関しては「恥ずかしい・・・」と言う子もいましたが、かおり先生も一緒に動くから大丈夫!困ったことがあったら助けるねと話すと、安心したようでした。
私はそれを聞き、素直で良い子たちだな・・・、かおり先生との信頼関係があるから安心してレッスンに来てくれるんだな・・・と心が温まりました。
さて当日となりました。
まず私からご父兄や受講生の方々にご挨拶させていただき、いよいよ公開レッスン開始です。
子どもたちは病欠もあり16名、受講生は41名、公開レッスン参加の子どもたちのご父兄も見学され、大勢の見学者に囲まれての公開レッスンになりました。
子どもたちは緊張したでしょうね。
最初に私と子どもたちが対面した時、子どもたちは私を通り越して後方にいる大勢の大人たちばかりを不安そうに見ていました。
子どもたちの視界に見学者の方々が入らないようにしながら進めることにしました。
いざリトミックを始めてみると、すごいですね、子どもたちは音楽に合わせて伸び伸びと動き出しました。
大勢の大人たちが見守る中、一生懸命音を聴いて身体を動かして、表現してくれて・・・。
感動しました。
子どもたちってすごい力を持っている・・・、本当に感心しました。
レッスンが終わりに近づき、「さようならの歌を歌います」と伝えると、
「え、もう終わり?」
「もっとやりたい」
「まだリトミックやりたい」
「楽しかった」
「リトミック楽しかった」
と子どもたちが口々に言ってくれました。
ああ、私も楽しかったです。
本当に嬉しかったです。
心が震えました。
本当に幸せで、リトミックの先生をやって良かったな・・・、と心から思える時間でした。
夏の講座ご報告「公開レッスン&指導法」②に続きます。
鈴木顕子
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