Akiko KOMURA

異文化社会におけるイスラームとムスリムのあり方(ムスリム・アイデンティティ)について研…

Akiko KOMURA

異文化社会におけるイスラームとムスリムのあり方(ムスリム・アイデンティティ)について研究しております。現在は、視野を広げて日本人の宗教観について研究しております。 小村明子ホームページ : https://komuraakiko.wixsite.com/salam

最近の記事

クランプスのお祭り(オーストリア・マリアツェルにて)

(ご注意ください。) 記事にはいくつかの写真を添付しております。あえて述べますが、これらは著作権があります。コピーならびにご使用されたい方は、ご連絡ください。いくつかの写真は、本記事投稿者が同行者から頂いたものであるためです。 2023年11月25日に行われたクランプスのお祭りに行ってきました。このクランプスというお祭りですが、日本ではあまり知られていないと思います。私も、大学の同僚から「興味深い伝統的な宗教行事があるから行ってみないか」と誘われるまではクランプスのことを知

    • 外国人材受け入れについての考察(2): 配偶者ビザ取得のための結婚、狙われる日本人たち

      少々大げさな副題を付けてしまったが、フィールド調査を長期に渡って行なっていると、外国人労働者は日本人(あるいは日本社会)を甘く見ていると言わざるを得ない言動に直面することが多々ある。筆者はフィールドワークを行なっている者として、常に中立的な立場で冷静に考察している。フィールド調査をする者は中立な立場でかつ冷静に判断しなければならないからである。本節では、実際のフィールドワークの結果を包括的に述べてみた。

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      • 外国人材受け入れについての考察(1): 誰も最低賃金で働きたくはない

        (お読みいただく前に)現在の外国人労働者の中には、就労ビザを持っている外国人のみならず、実習生や留学生、そして「難民ビザ」と彼らが呼んでいるビザを持つ外国人が含まれている。本節では副題にあるように、就業目的で滞日している外国人に関して、最低賃金における課題に焦点を絞って包括的に論じている。従って、外国人がそれぞれ所有しているビザ毎に論じているわけでないことをご承知おき頂きたい。なお、「難民ビザ」を所有する外国人労働者の実態については、フィールド調査に基づいて記した拙著(『日本

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        • 小村明子著 日本とイスラームが出会うとき

        クランプスのお祭り(オーストリア・マリアツェルにて)