祇園祭 神幸祭
2023年7月17日 神幸祭の巡行を見てきました。
神幸祭は八坂神社の三柱神様がお神輿で街中の御旅所へ渡御される神事です。
三若がご奉仕するのは素戔嗚尊の中御座神輿
四若がご奉仕するのは櫛稲田姫命の東御座神輿
錦がご奉仕するのは八柱御子神の西御座神輿
16:00から八坂神社本殿で神事が始まります。
18:00に行列が八坂神社を出発、18:30に八坂神社西門石段下でお神輿を差し上げ・差し回しが行われます。
見ごたえがあるので、多くの見物人が八坂神社の西門前に集まっていました。お神輿の担ぎ手も総勢2,000人近くいらっしゃるそうで、八坂神社の前は熱気がすごいことになっていたと思います。
兜をかぶった武士姿の宮本組や綾戸國中神社のお稚児さんが馬に乗った状態で、お神輿の差し回しが終わるのを待っていたので、四条通も見物人でごった返していました。人が多すぎて、四条大橋から東へ向うのは大変でした。
三基の神輿は八坂神社前を出発して異なる順路を経て御旅所へ向かいます。
17日の神幸祭と24日の還幸祭でもルートが異なっていて、分担して氏子地域全体を巡行しているそうです。
私が持っている祇園祭のガイドブックに掲載されているルートと八坂神社が公開しているルートと街中でもらったフリーペーパーのルートがそれぞれ微妙に異なっていて、どの情報が正しいのか分からないまま見学に行きました。
三条大橋付近は全てのお神輿が巡行することに間違いはなさそうだったので、三条京阪駅付近で交通整理されている警察官の方に、お神輿が巡行する通りを教えてもらいました。他の場所には行かなかったので、想像ですが、三条大橋の東側は比較的見物人が少なかったのではないかと思います。
祇園の細い通りで見るお神輿は迫力満点でした。
20時過ぎにはすべてのお神輿を見れたので、御旅所へ行ってみました。大混雑を想像していたのですが、20時半頃の四条通はまだ見物人が少なかったです。
御旅所に最初のお神輿が到着したのは21:30頃で、中御座神輿でした。
御旅所・八坂神社西御殿の前にお神輿がおろされ、八坂神社の神職の方が祝詞を奏上されていました。直前まで威勢よくホイトホイトォッとお神輿を担いでいた三若の担ぎ手の皆さんが、四条通に座って頭を下げていらっしゃったのが印象的でした。
お神輿を御旅所へ奉安されたら、三若の皆さんは担ぎ棒を持ち帰っていらっしゃいました。担ぎ棒は轅(ながえ)というのが正式名称で、神輿会の会所で保管されているそうです。
東御座と西御座も御旅所へ奉安されるのを見たかったのですが、暑さと人の多さで断念して帰宅しました。YouTubeでライブ配信してくださっている方がいたので、自宅に戻ってから奉安されるのを見たのですが、すべてが終わったのは24時でした。
16時に八坂神社で神事が始まっているので、関係する皆さんはかなりの長時間、暑い中和正装で大変だったと思います。お馬さんも、東若御座を巡行した子どもたちも、皆さまお疲れさまでした。
祇園祭の神幸祭がこんなに長時間続くとは知らなかったので、びっくりしました。24日の還幸祭も少なくとも7時間はかかるようなので、大変ですね。
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