京都検定まとめノート 時代祭
京都検定では時代祭の行列について細かい知識が問われることがあります。行列について知っておくとよさそうな情報をまとめました。
明治維新時代 1868年ごろ
維新勤王隊列
右京区京北の有志が山国隊を結成して官軍に加勢した当時の行装で笛や太鼓を奏し「錦の御旗」を掲げる。
維新志士列
孝明天皇百年祭を迎えた昭和41年(1996)に加わりました。
桂小五郎(木戸孝允)
西郷吉之助(隆盛)
坂本龍馬
中岡慎太郎
高杉晋作
吉村寅太郎
頼三樹三郎
梅田雲浜
橋本左内
吉田松陰
平野国臣
七卿落・三條実美
近衛 忠熙
江戸時代 1600年~1868年
徳川城使上洛列
長持、挟箱持・槍持、駕籠
江戸時代婦人列
孝明天皇の皇妹和宮
太田垣連月:女流歌人
中村内蔵助妻:豪商の妻、衣装比べの会で抜群の誉を得た
お梶:女流歌人で祇園に茶店を営んでいた
玉瀾:池大雅の妻で画家・書家
吉野太夫:京都六条三筋町の名妓
出雲阿国:出雲大社の巫女で歌舞伎の創始者
安土桃山時代 1568年~1600年
豊公参朝列
参朝している様子が行列になっています。
秀頼初参内と元服時の参内が豪華であったと伝えられていて、その時の様子が檳榔毛唐庇車など牛車や装束に表現されています。
この列に秀吉は登場しないことがポイントです。
織田公上洛列
織田信長
羽柴秀吉
丹羽長秀
滝川一益
柴田勝家
室町時代 1338年~1573年
室町幕府執政列
足利将軍、公家、法中、博士、医師など
室町洛中風俗列
風流踊りを再現
吉野時代 1333年~1392年
楠公上洛列
楠木正成
中世婦人列
大原女:薪などを頭に乗せて売っている
桂女:小袖を着て鮎と飴を売っている
淀君:秀吉の側室
藤原為家の室:阿仏尼
静御前:源義経の愛妾で白拍子
鎌倉時代 1192年~1333年
城南流鏑馬列
馬上から的を射る流鏑馬の隊列
藤原時代 897年~1185年
藤原公卿参朝列
平安中期以降の藤原氏全盛期の王朝風俗の列
平安時代婦人列
花街が持ち回りで担当されています。
2023年は祇園甲部ですね。
巴御前:木曾義仲の寵愛を受け、義仲没後は尼になった。武具を身につけ、乗馬して行列。
横笛:建礼門院の雑仕女で、嵯峨に斉藤時頼を訪ねていく姿で行列。
常盤御前:源義朝の側室。三児をつれて六波羅へ行く様子。
清少納言と紫式部:女官正装の清少納言と略装の紫式部
紀貫之の女:梅の枝を持って行列
小野小町:才色兼備で有名な歌人
和気広虫:孤児の養育で有名。子どもたちと一緒に行列。
延暦時代 782年~806年
延暦武官行進列
坂上田村麻呂
延暦文官参朝列
平安遷都直後の様子
神幸列
神饌講社列:時代祭の神饌物を奉献する役割
前列:雅楽
神幸列:先の御鳳輩が孝明天皇、後の御鳳輩が桓武天皇
白川女献花列:季節の花を売る女性たち
弓箭組列:行列の最後はきゅうぜんぐみ
タイトル画像は平安神宮 應天門です。
京都検定で何度か出題されている伊東忠太の設計。
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