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京都検定まとめノート 節分

京都検定では節分関連の出題がたくさんあります。

節分のお菓子といえば、法螺貝餅。
年に一度、柏谷光貞という和菓子店で販売される厄除けの京菓子です。

長年「柊鰯ひいらぎいわし」だと思っていたものは、京都検定では21回の3級の出題文で「ヤイカガシ」と表記されていました。関東と関西では言い方が違うようです。
イワシを焼くと煙がもくもくと出るので、煙で邪気を追い払い、身は食べて頭を残しておき、葉っぱがトゲトゲしているヒイラギをさして門口にたてて邪気を払うとされているようです。京都では街中を歩いていると、個人宅にカッピカピにひからびたイワシの頭が玄関にたててあるのを見かけます。おそらく1年間ずっとたてたままにするのでしょうね。

京都の節分と言えば、「四方よも参り」が有名だと思いますが、京都検定の3級と2級の過去問では見たことがないです。出題されてもよさそうな気がします。
御所の鬼門を守る4つの神社仏閣にお詣りする習慣で、ニュースでも報道されます。

鬼は最初に北東の表鬼門にあたる「吉田神社」に現れます。吉田神社ではとっても豪華な賞品が当たる厄除け福豆(抽選券付き)が販売されるので、数十万人の方が参拝しています。


次に吉田神社を追われた鬼は南東の「八坂神社」へ逃げます。八坂神社では舞妓さんによる豆まきがあります。八坂さんでも抽選券付き福豆が販売されます。

2023年の節分の案内ポスター
干支の置物が当たりました
豆政の豆が美味しかったです

さらに鬼は南西の裏鬼門「壬生寺」へ。壬生寺では炮烙割が行われます。


最後に北西の「北野天満宮」まで鬼が逃げていき、北野天満宮に閉じ込められるそうです。北野天満宮では茂山千五郎家による狂言、上七軒の芸舞妓さんによる豆まきがあります。


トップ画像は祇園で見かけたヤイカガシです。イワシは頭だけじゃなくて胴体もついていたし、焼いてなかったです。たてかたはお家やお店ごとに様々なようです。


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