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『現地に住んだら語学は自然と上達する』のウソ

気がつけば、アメリカからドイツに引っ越してきて5年目になっていました。
2019年にドイツに来て、対面でのドイツ語コースが始まったと思ったらコロナのロックダウンで休止、しばらくしてからオンラインへ移行。

結果的に想定以上の時間がかかり、コース開始後1年以上経ってからCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) B1レベルの試験を受けて合格。


ちなみにCEFRのB1レベルとは、6段階で下から3番目、中級。

B1で理解できる内容:
仕事、学校、レジャーなどで日常的に遭遇する身近な事柄について、明確で標準的なインプットの要点を理解できる。その言語が話されている地域を旅行中に起こりうるほとんどの状況に対処できる。 身近な話題や個人的に関心のある話題について、簡単なつながりのある文章を書くことができる。経験や出来事、夢、希望、野心について述べることができ、意見や計画についての理由や説明を簡潔に述べることができる。

欧州評議会サイト参照:https://www.coe.int/en/web/common-european-framework-reference-languages/table-1-cefr-3.3-common-reference-levels-global-scale

プライベートと仕事で【余裕は無かった]

そのタイミングで地元のVHS(市民向けの学校)で日本語を教えることに。初心者スタートだったので改めて日本語を外から見て「教える」ことを学び、有料・無料のリソースは果てしなく、学びは終わりなく続く。でも文化と絡ませて教えることは楽しく、日本の人気も相まって、1年後にはコースの数は4倍、プライベートレッスンも数本同時進行する忙しさに。

そしてもちろん5年生の娘と2年生の息子を絶賛子育て中。
ドイツの5年生と言えば、小学校から中級学校への移行の時期。4年生での学校選びから5年生で新しい学校に慣れるという大切な期間で、親としてのサポートも必要な時期。2年生の息子も趣味の幅が広がり、習い事の送り迎えや待ち時間も加わってくる。

マミーメソッド®の子育て法を軸に、過干渉にならず放置もせず、過保護にもなり過ぎず、という微妙なバランスを取りながら、家庭内はドイツ語、英語、日本語の3言語が存在する環境。

ドイツに来て再開したバレーボールという趣味の時間も、私にとっては大切だった。言語を自由に操れなくても楽しめるスポーツは、仕事や家出のタスクを忘れて頭を空っぽにできる唯一の時間だった。

叶わなかった2023年の抱負

2023年の目標であった『ドイツ語B2レベルコースを始める』は、「対面で通うのは無理」「時間が合わない」「狙っている価格帯のコースが無い」を理由に達成することはできなかった。

2022年にドイツ語B1レベルのテストに合格後、ドイツ語の勉強からは離れ、夫との会話は英語、子どもとの会話は日本語、書類の内容把握は翻訳サービス任せ、という生活に。

人や環境のせいじゃない、全ては自分が選択していること

わかってはいたけれども、私は色んな事を言い訳にしていた。

仕事が忙しい、家事や育児で時間に追われる、「ちょうどいいドイツ語コースが見つからなかった」というのも、《誰かが用意してくれるコースへの依存》をしていた私の言い訳に過ぎない。実際に独学でB2のテストに合格をした人もいる。


今ドイツに住んでいる中で、自分らしくやりたいことをしていくにはドイツ語から逃げ続けていくのはノンセンス。

だからもう言い訳はやめて、絶対やることにした

毎日最低10分、ドイツ語を勉強する。

英語習得のYouTuberさんたちが「毎日10分でも続ければ変わる」って言っているのを聞いて、それをドイツ語でやってみることにした。

私は子どもの頃から、継続してコツコツ続けるのは苦手だった。
でも今回はそれを打破しようと心に決めた。

恥ずかしい話だけど、住んでいるだけでは語学力は上がらないことは身をもって実証した。
次は、自分の日々の10分間の努力が大きな結果を生むことを、自分自身で確認する。

応援よろしくお願いします!
そして皆さんも、上達したい何かがあったら一緒に「毎日最低10分間」頑張りましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございました。
しばらく休憩していたnoteですが、自分の心の整理のためにもこれから書いていきたいと思っています。
これからもどうぞ宜しくお願いします。