「灰色の空に」- 亜季ちゅん

詞:亜季ちゅん
曲:木田あむに
(@virtualinlimbo)
#vadiohead
灰色の空に

遠くから見れば綺麗なものでも
足元からみれば、ボロボロで黒ずんでいる
人々は下を向いて思い出を探している
笑顔でも希望は満ちることは無いだろう

宮殿広場にはゴミが散らばっている
寒さと、引きずられた音が同居する
草の根はそれすらも優しく包み込んで
燃えて、枯れて、白い灰に還っていく

命なんてちっぽけに思えるような
崩壊と再生の繰り返しがあるんだ
思い出は水に流れ、無を構成していく
苦しみ、悲しみその色を失っていく

でも俺とお前は同じ時を生きているんだ
たとえ枯れ木でも、憎しみ合う人でも
絶望の土にも、雑草は芽吹く

ずんぐりむっくりの雲に覆われ、空は澄み渡る事は無い
世界は狭く、思い出の場所しか存在しない
それは球体のように丸くなって、つぶれて小さくなっていく

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