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海は楽しいよ、誰が何と言おうと ーCrystal Cove-

ビーチなんて絶対行かないよ、コロナが移ると嫌だから! とか言ってたけどお友達から金属探知機を借りてきた息子ちゃんは早速お宝探しに行きたくて仕方がない。自宅の裏庭とか前の通りを行ったり来たりしてみても、見つかるものってネジ、ビール瓶のキャップ、さびたヘアピンぐらいなのだ。何か価値のあるものを探したかったらそれなりの場所にいかないと見つからんのじゃないの?と数人の大人から言われたので、では、お宝を探すならビーチでしょう、という結論に行き着いたようである。海賊のお宝箱も大概ビーチに転がってるもんねぇ。

金属探知機でお宝を探したい?それでビーチに行くの?じゃあ金持ちが行くビーチに行かなきゃねぇ。

なんて入知恵をされて、いきなり昨日から金持ちの集まるビーチに行きたい! と言い始めた。どこよ?と聞くとマリブビーチという(これも入知恵)。げっ めんどくさい。距離がどうの、というより、フリーウェイから遠いうえに、たどり着くまでに山道をぐにゃぐにゃと走り、運悪く前に遅い車がいるとずっとノロノロ運転、というのが耐えられないのだ。

よし、マリブにも金持ちはたくさんいるが、オレンジカウンティの南の方にも金持ちはたくさんいるぜ。あっちのほうがビーチも落ち着いた感じするし勝手も知れてるから、あっちに行こうよ。それにオレンジカウンティのほうが高級車にお目にかかれる確率高いかもよ。←これは前回ニューポートビーチの海沿いをドライブしてたらランボルギーニを目撃したからなんだけど。後ろの席に座ってるくせに対向車にいちいち注意を払って、あの車はなんだ、というあたり(当たっているのかどうかは全く知らんが)よっぽど高級車好きなのね、と思う。そしてその影響はYoutuber。。。いつかMcLarenを買うのが夢らしい。そうか、そんな高級車買いたかったらよっぽどお金持ちじゃないと買えないからね。今からどうやって金持ちになるのかじっくり考えて計画を立てたほうがいいよ、と言っておいた。プロサッカー選手になって大金持ちになるのだそうだ。応援するよ。

オレンジカウンティのいつも行くビーチはニューポートビーチの少し南で、水質がいいし(ロサンゼルスカウンティのビーチより水質が高いことが多い)車を止めた後、私らはビーチに行けばいいけど、トレールランニングをするお父さんは走りに行って、その後ビーチで私らと合流、という選択肢もあるのだ。そこで、どう?ビーチいかん?あんたはトレール走ればいいよ。私らは水辺で楽しんでるから。と誘うと主人も行くという。新しいトレールの体験のためならビーチに行ってもいい、というわけらしい。で、珍しく家族全員行きたい場所が一致し、朝早く起きてオレンジカウンティのビーチ、クリスタル・コーヴへと向かうことに。

朝6時起き。ㇶィッ

いつもは夕方を目指して午後に出るんだけど、日曜なので早朝出発になった。

朝7時過ぎに家を出て、着いたら8時半。なんと、すでにパーキングが混み混みで、誰かが出るのをしばらく待つことに。ちょうど9時ごろに出勤するライフガードのお兄さんたちがいることを知り、その後ろのスペースに車を止めて待つこと20分。やっと出勤してくれたよ。そこから影を作るためのキャノピーだのビーチチェアだのをワゴンに積み込み、今日止めたパーキングはハイキングトレールに近いほうだったから、そこからエッセ・ヤッセと掛け声をかけながら(息子ちゃんと二人で)ワゴンを引っ張りながら海までの坂を下る。

着いてみると、思ったほどビーチは混んでいない。どうやら朝早くに山のほうにハイキングに行く人たちでパーキングは混んでたのかしら。早速私らのキャンプを張ると、お宝探し挑む息子ちゃん。

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左側に転がっているのが金属探知機。金属があるとピーッと音がするので、そこを掘って何があるのか見つけましょう、という仕組みになっている。早速私らのキャノピーの真横でピーって音がしたので、掘り始めた彼。

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かなり真剣です。そのうち掘り疲れて私と交代。私はというと、ビーチで穴掘りとか砂で壁を作るの大好きなので、どんどん掘る。そして堀た砂をリサイクルして壁を作る。。。

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この手前の穴、結構深いの。一番底に立ったら穴の上の部分が私のおへそぐらい。でもメボシイ金属が出てこないのよ~~~ もしかしてもう金目の物掘り出しちゃったのかしら、と探知機をかざすと、いまだにピーって音がするのよ。結局私も息子ちゃんももうええわ、という感じになって、お宝探しはとりあえず中止。暑くなってきたので水際で遊ぶことに。

とかいいつつ、堀った砂でお城の壁だけ作ってみた。。。。実はこうすることで私らのキャノピーの真横に人がテントを張らないように、とやってみたんだけどね。

息子ちゃんは1年ほどスイミングレッスンに行って泳ぎ方を覚えたので、波が腰ぐらいまで来るところも怖くないみたい。それより先は怖いみたいだけど。海は怖いと思っといたほうがいいので、それはそれでいいでしょう。

今日は昼間なのに波が高くて、私らがキャンプを張った朝の9時過ぎからどんどん波が足のそばまで寄ってくる。昼間にこんなに高い波だったのは初めてかも。せっかく作ったお城の壁が流されたら残念だな~とまで思ったよ。しかも、波打ち際でちゃぷちゃぷやってるだけのつもりだったのが、やたらと波がザブンザブン来るもんだから何回も足元をすくわれて、波の中を転がり回って全身砂だらけになってしまった。耳の中まで砂だらけ。

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トレールを走り終わった主人が私らと合流したのは11時半かもしかしたら12時頃だったかね。その頃になると、ビーチがかなり混んできて、私らの周りにもテントを張る人が増えてきた。

多分波が高くて乾いた砂の部分が細くなってたので、テントを張れる場所が限られていた、ってのもあるとは思うが。。。 さすがに私らのキャノピーの真後ろに大家族がテントを3つ張った時点で、あ、うちの父ちゃんそろそろアカンかな、と察したので、引き上げることに。キャノピーを張っていると最低10フィートx10フィートのスペースは確保できるけど、それ以上は無理なので、COVIDなんかが流行っていなければ過敏にはならないけど、今年はさすがに受け付けれないかも。

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左手前にお城の壁を作ったところ、見える??白いのが私らのキャノピー。その下に今日も活躍の赤いワゴン、と主人。

日曜だし、明日は仕事に行く人も学校に行く人もいるんだから、そろそろ引き上げましょう、と気持ちよかったビーチを後にしました。

やっぱビーチはいいよ~~~!!!!

と声を大にして言いたい。次の日仕事だから嫌だ~と思っている日曜日にさえ、こんなに楽しめるんだもん。帰ってきてシャワーを浴びたら、いかに日焼けしていたかを確認してビビってしまった。一生懸命穴を掘ったり壁を作ったりし過ぎたようです。ついでに、お宝は何も見つからなかった。けど息子ちゃん大満足のようだ。

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