ホロスコープの天体の偏りにはどんな意味がある? ざっくり上下半分で読んでみよう
こんにちは。
今日も西洋占星術の解説をしていきます。
(ホロスコープチャートはhttp://www.horoscope-tarot.netからお借りしました!)
西洋占星術では生まれた時の天体配置図であるホロスコープがとても重要で、基本的にこれを読解することで本人の全てを読み取ることになるのですが…
そのためには12のサイン、12のハウス、10の天体、さらにその角度(アスペクト)の意味を覚えた上で
矛盾する内容も踏まえて総合的に読んでいかなくてはいけないので複雑で、結構大変です。
だからこそプロの占い師という人たちが存在するのだと思います。
ですが今回は1つ1つを細かく読んでいく前に、自分のホロスコープの特徴をざっくり読んでみよう!という趣旨で解説していきます。
これなら複雑なことを覚えなくても、誰でも自分にどんな特徴があるのか、ホロスコープから大まかにではありますが読み取ることができるので、入り口としてはオススメです。
ざっくりなんですが、これだけでもかなりの傾向がわかりますよ。ぜひ自己理解、他者理解のヒントにしてみてください。
ひとつ注意点としては、今回の読み解きにはハウスがちゃんとわかる必要があるため、
出生時刻がわかっている必要があります。
生年月日だけでは出来ないのでご注意を。
わからない方はこの機会にぜひ母子手帳などで確認してみてください。
出生時刻がわかるとハウスを算出できるようになるので、わかる情報がぐんと増えますよ。
では、ホロスコープざっくり読みをどうやるかといえば、
上下半分、左右半分でどのくらい天体が偏っているかを見るんです。簡単です。
天体は全部で10個ありますが、みんなそれぞれ偏り方が違います。
そこに個性が表れるんですね。
ではそれぞれの半球にどんな意味があるかといえば…
【下半分(1〜6ハウス)】
自分自身、内面
【上半分(7〜12ハウス)】
社会や外での活躍
【左半分(1〜3、10〜12ハウス)】
自分主導、自分主体
【右半分(4〜9ハウス)】
他人の影響を受けて動く
となります。
例えば見出しのこの人(ていうか私)の場合、
上半分には1個しか天体がなく、あとの9個は全部下半分に固まっていますね。
これはこの人が外に出て社会で活動するよりも、自分自身を充実させていくタイプであるということを表しています。
プライベート重視派と言えますね。
さて次は左右を見てみます。
右半分は3天体しかありませんが、左は7つもあります。やや左にかたまっている印象ですね。
この場合、この人は物事を自分主導で動かしていくタイプであり、他人の計画に巻き込まれたりサポートしていくようなタイプではない、ということになります。
ハウスは1→12ハウスへと反時計回りに進んでいきますが、これは人の成長段階を示すものでもあります。
1で誕生、少しずつ進んでいき、12でいったん物語は終了します。
1〜6ハウスは青春的なサインで、まだあまり社会や他人を強くは意識せず、自分が中心になります。
社会に出たことのない子供や学生のイメージですね。
7以降は社会に出て他人と関わっていきます。
これが上半分と下半分の特徴の差になります。
左半分は自分主導型。
ホロスコープの左側は東を表しており、そこは太陽が昇ってくる位置です。
それに対し右側は西であり、陽が沈むところです。
東側には自ら登っていく主体性が、西側には太陽に照らされる受動性があるということでもあります。
左側、下側に天体が集中しているこの人(私)は
自分の趣味追求型と言えるでしょう。
逆に右側、上側に天体が集まっている人であれば、他人の要請を受けて、社会で活躍していくタイプである可能性が高いです。
何に重きを置くかは人それぞれですが、そういった個性がホロスコープから読み取れます。面白いですね。
上下左右の偏りを見る方法は出生時間がわからないと出せないので、
ちょっとここで出生時間がわかっている有名人のホロスコープを漁ってみました。
特徴的だったのはこちらの方。
明石家さんまさん。
めっちゃ上に偏ってますよね。9つも天体が!
年がら年中テレビに出演されている印象がありますが、オフでもよく喋っていたりとあまり休まない方らしいですね。
下がスカスカなので、プライベート軽視でも平気なのでしょう、きっと本人は。
離婚に至った経緯もこのあたりが関係していそうな気もします。
他にも太宰治、夏目漱石、手塚治虫など作家系の方をチェックしてみましたが、皆さんわりと上半分の天体が多めでした。
物理的には家にいて少数の人にしか会わないとしても、作品をガンガン書いているような人たちは社会に積極的にアプローチしているとも言えるわけで、上重心と言っていいのかもしれません。
身体をいちいち外に持っていかなくてもいいということですね。
著名人の方で下重心の方を見つけづらいのはある意味しょうがないかもしれません。
社会で名が通っている=社会に強くアプローチしている
ということでもありますし。
私が見つけた下重心の方はこちら。
下に8つありますね。
宇多田ヒカルは10代から歌手として活動しており若きスーパースターでしたが、
27歳の時には人間活動と称し、表舞台から姿を消します。
ブログなどの文章を更新したり、海外で家庭を持ったり、精神分析を何年も継続していたり等…
ガンガン外に出ていくというよりは一歩引いて、内面や私的生活に力を入れている様子が伺えます。
これは下重心の方の特徴と言えると思います。
ちなみに私は宇多田ヒカル大好きです。
さて、ホロスコープの天体の偏りから読む性格分析、いかがでしたか?
出生時刻さえわかればネットで無料でチャートは出せますから是非やってみてくださいね。
さらに詳しいホロスコープの読み解きをご希望の方は個別に鑑定しますので、お気軽にお申し込み下さい。
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