公式の供給が石油王 タイBLドラマ「2gether」を見てくれ
よう!みんなコロナコロナでシケたツラしてんな!そういう私は超元気ですよ!!あまりにもアドレナリンが出すぎて具合が悪くなりそう!!なぜなら
タイBL沼という楽園
を知ったからです。
↑これ。右が攻めで左が受けというドラマ上の設定のままファッション雑誌に掲載されているのおかしくない?あまりの濃厚供給に発狂寸前ありがとう地球
この楽園にはYouTubeにアクセスするだけで行けるのでロックダウンも全然ヨユーまじ全然むしろ歓迎っすわていうか自主的に家を出ねえなぜなら楽園がYouTubeにあるからだ
ということでこのコロナ時代に絶対に見なければならないものが本日ご紹介する
タイのBLドラマ「2gether」
です!!!
見ろ!!見てくれ!命を削っても見ろ!日本語字幕を付けてくださる方がいるので日本語字幕がある!字幕設定から日本語を選んでくれ!
腐女子なのに見てない人にはむしろえっ2gether見なくて体調大丈夫ですか?と尋ねて回ってしまいたくなるほどの完成度。2020年2月からタイのGMMTVで放送され、LINE TVで1億&YouTubeで1億、合計2億回再生でハッシュタグには英語ロシア語スペイン語とにかく世界中の言語が連なってみんな絶叫している、いま世界中の女子が夢中になっているモンスター級のタイ製BLドラマです。Googleのユーザーの98%が好きと言っており、レーティングは561あって5点満点。高すぎだろ
なんでこんなにすごい人気なのか、それは動画を見れば秒でわかるのだが現代人は忙しくてなかなか本編を見てもらうのもハードルが高いのでわたしが「2gether」をおすすめしたい理由を文字で書いていきたいと思います。
1. 公式の供給が石油王
昔の腐女子というのは大変だったと聞きます。数少ない公式を曲解してようやく少ない少ない供給を得ていた。しかし「2gether」がすごいのは
公式でBL
なので
公式が上がるだけでもうお腹いっぱい。
寝て待つだけで海の向こうから抱えきれないほどの供給がやってきて預金通帳の残高が勝手にブチ上がりしていくという体験ができる。これはすごい。石油王ってこんな気分?寝てるだけでじゃんじゃん石油が湧いてくる。
すごいものだぞ公式がBLというのは。
しかも微笑みと優しさの国、タイランドからの供給なので田舎のおばあちゃんみたいにものすごい量の供給をしてくれる。もう満腹なんでと言っても漏斗で口の中に供給をコンクリ詰めのように流し込んでくれてもう満腹を超えた先に胃の中が宇宙になるのでみんなそのへんは心して見よう。下記に供給のほんの一部を紹介します。
完全に単なる腐女子へのサービス 誰得蜘蛛ダンス
あまりにも定番すぎてなんかもうこっちがどう反応していいかわからないポッキーゲーム
公式が勝手に供給してくる「お前は俺のものだ」(BLで50兆回見た台詞)
BLで8億回は見たイヤホンわけわけ
など、
BLのテンプレが常設されて3Dで迫ってくる
ほか、
攻めによる「可愛い」発言
攻めによる「お前が落ちる(drop)までキスするぞ」発言
攻めによる「お前を選ぶ」発言
異常な強気を見せる攻め
攻め(Sarawat)が受けのスマホをハックしてFacebookにいたずら投稿をするのだがその内容おかしいだろ
で、受けも受けで頭がおかしい
ので突然の「彼氏になって」発言
えっ?!(この時点で二人は友達でもなんでもない)
盾になってほしい発言(友達でもない男に「俺の盾になって」とか言う?)(甘えんぼすぎだろ)(かわいすぎだろ)
なんなのこのナチュラルボーン甘え上手................怖い!かわいい!!!!何でもしちゃうだろこんなの!!!!怖すぎるわ!!!!
2. イメージソング本人が歌ってくる
古来からBL界にある「イメソン(イメージソング)」文化。カップルの気持ちを代弁している歌を勝手に設定して「これは推しカプ(好きな脳内カップル)の歌だわ!!!!」とやってきたわけですが、
「2gether」ではイメソンを本人が歌ってくる
のですごいぞ。
こういう歌を聞いて「あの二人の曲!」って脳内でやってたわけじゃないですか。それを公式が設定して本人が歌ってきて隣で受けが聞いているという
あまりにもゴージャスな歓待
に心臓が持たない。
すごくないですか。
何よりもすごいのはこの二人が付き合ってないってことだけどな!!
攻めによるクソデカ感情の受けへの弾き語り(付き合ってません)
なんだこれ〜〜死ぬ〜〜
死因:架空の男性キャラクター同士の恋愛感情にときめきすぎたため
で死ぬ〜〜
イヤホンわけわけでこれですよ!!!!
公式が一番狂っているんだ すごいんだよ すごいんだ 全く敵う気がしない
3. 公式よりさらに本人役の役者もやばいし監督もやばい
公式で「ここまでされたんだぞ!!!」というお気持ちになる「2gether」ですが、演じている役者本人が個人のインスタなどでこっちの生命(いのち)を削ってくるから注意してほしい。
↑これはエピソード10の放送前の受けの人の投稿です。「Always with you」ですよ。死ぬだろ。そんで「me too」って言ってるのが攻め役の人ですよ。なんなの...死にました。ありがとうございました(墓場の中から)
そしたら監督がこの投稿....思わず成仏
なんなんだこの世界線は すごくないですか いつの間にか涅槃に来てしまった
しかしタイBLでは「ファンイベントで公式が結婚式を挙げた」という事例も過去にあるそうなのでなんか本当に、、すごいですね、、
先進国
って感じがしますよね。すごいなタイランドは。
4. 見やすいのでじゃんじゃん見てしまう
「2gether」がすごいのは、もう今までのスクショでお気づきのように「普通のラブコメドラマと全然変わらないポップさ」のインターフェースをしているところですね。見やすいんですよ。「フレンズ」見てるみたいなサクサク加減で見れてしまうんですよ。
BLって「ジャンルもの」なわけですよね。専門性が高いんですよね。王道があって定石があって(「お前は俺のものだ」とかそういうやつ)それを踏むことが求められるわけですね。
でも専門性を高めると一般性が低くなってマニアックになりすぎてしまい、一般の人には見向きもされないものになる。逆に一般性を高めると薄まってしまい、ヌルい作品になってしまう。
いままでに「BL」が、その専門的な濃度も高く保ちながら、かつ一般の人も見られるポップさで実写化されたのって見たことなかったんですよ。正直ヌルかった。どれもヌルいし面白くなかった。一般世界に突然架空の男性同士の恋愛をブッ込んでも全然馴染まなくて浮いちゃって、その浮きっぷりを補正するために一般化するとつまらなくなる。
そこにやってきた、ウォーチット・トンジラ(Weerachit Thongjila)監督による「2gether」。死ぬほど面白いし見やすいのに、ちゃんと濃厚にBLしている。奇跡のバランスです。監督、さぞかし名うての腐女子だろうなあと思ったら全然中年男性でした。中年男性がこんなギュンギュン来るBLを実写で撮れるんだ?!と驚きしかありません。
かつてはヒーローものもBLと同じく「オタクに限定されたニッチなジャンル」だったんですよね。コミックブック原作の「ヒーローもの」というだけで色物扱いされて一般人は見向きもしなかった。でもハリウッドの一般性とヒーロー物の専門性を併せ持った、一般的な人にも見やすい傑作映画が出てきたことで状況が変わった。クリストファー・ノーランが「ダークナイト」を、サム・ライミが「スパイダーマン」を、ジョン・ファブローが「アイアンマン」をやってルッソ兄弟が「エンドゲーム」を撮ったみたいに、”ヒーローもの”の定石を踏まえながらも一般の人が見てもめちゃくちゃ面白いという作品ができたことで「ヒーロー物」がむしろメインストリームのものになった。昔はヒーローコミックものなんかオタクしか見なかった。でも今は映画館で真っ先に、大々的に上映されていますよね。
「2gether」って、BLでそれが起こっているんじゃないかって思うんですよ。クオリティが高くてオシャレでポップで見やすい、だけど専門性が高くて中毒性が高い、だからこんなに世界中の人が熱狂しているんじゃないでしょうか。キャズム超えがやってくる、今まで囲いの中で煮詰められていたBLがハリウッドの大スクリーンに来てメジャーな趣味になっていくんじゃないか、そんな可能性を「2gether」は感じさせてくれます。
5. キャスティングが神
そんなすごい「2gether」が成り立っているのもキャスティングが神がかった神々が演じているからではないでしょうか。出てくる人物が脇役にいたるまで全員チャーミングで魅力的。特に主演の二人がすごいのですごいです。
受け:Tine(タイン)。演じているのはWinことMetawin Opas-iamkajorn。あまりにもかわいすぎて見た腐女子が全員死ぬ。世界的に映画「ペッツ」のスノーボールちゃんに似てるうさちゃん♡と認定されてファンからうさぎ呼ばわりされているそうです。実家が富豪だそうです。
拾った比較画像。完全に一致
こちらが攻めの人、役名Sarawat(サラワット)、ご本人のお名前はBrightことVachirawit Chiva-aree。タイ人とアメリカ人のハーフだそうで、駆け出しの時は30回もオーディションに通い詰めたという苦労人。ファンに「ルーブル美術館出身」「動くダヴィデ像」「神々が"オッいいパーツ入ったやんけ、これ組み合わせてみよ"と作った人類史上最高傑作」と囁かれている。この顔のうえに180センチあってギターが引けてムエタイもできるそうです。神よどっからこんな神パーツ手に入れたんや
個人的には岡田准一とHyde様を足しっぱなしの印象を受けました。こんな人いたら5万キロ先からでもスカウトに駆けつけてしまいそうですが、落とした人は何考えてんでしょうね。でもSarawatくらい彼自身の魅力を引き出す役はなかったのかもしれないので結果的に良かったのかもしれないですね。
この顔がしれっと(男の)おっぱいマニアを演じてくれるんだからすごいです
受けの胸部に異常な興味の高まりを示す攻め
このいまや大スターとなった主人公のほかにも、
唐突に男性に一目惚れをしたと言ってくる友人
周りの友人がモブじゃない。ちゃんとおしゃれで個性的で魅力的で男の子も女の子もみんなカワイイ。タイの顔面偏差値は何なんだすごいな
ゆかいな仲間たちばかりで登場人物全員に思い入れが湧くぞ!
6.ステマじゃなくてマ
「2gether」を見る前には強制的に広告が入るんですが、その製品がそのままおもくそ作品中にCMか?という勢いで投入されてくるんですね。ステマじゃなくて単なるマですね。
こんな感じで出てくるわけですが、そうすると広告主は認知度が上がってウハウハ、ただでさえなにかに散財したいファンはファングッズが増えてウハウハのwin-winの関係になるのでこれはすごくいいですね。こういう広告だったらもっと増えてほしい。
この「オイシイ」という名の謎ドリンクは作品中での扱われ方からして神アイテムになったのでwin-winすぎますね。タイに行ったら100本ぐらい買う
「2gether」の先輩作品であるBLドラマ「SOTUS」ではCMに出てきた海苔を
唐突に美女がカジュアルに食ってる
みたいな感じだったので、その4年後に出てきた「2gether」では広告手法もかなり洗練された印象があります。
6. タイ王国が育んだBLドラマという涅槃
という「2gether」も突然出てきたのではなく、タイ王国が今まで育んできた「BLドラマ」という土壌から産まれたものだそうです。タイ産のBLドラマは質が高いことで知られ、フィリピンや中国などタイ国外で大人気。それはクオリティが高いというだけでなく、番組が放送後すぐに英語字幕付きでYouTubeにアップされて各国のファンが各国語の字幕を付けるなど手厚いケアによって爆発的に布教されているようです。フィリピンのネトフリにはタイBLが既にあるらしい。日本のネトフリにも入れてくれ!!!
様々な伝説的BLドラマ(だいたいオンラインのBL/ヤオイ作品をドラマ化している)があるそうなので「2gether」から入ってズブズブ沼に入ってみよう。
私がそもそも「2gether」を知ったのも、
一昨日
このツイートを見かけてからなので、何も知らないド素人の新参者なのですが脳が2getherのことを考えることをやめてくれないので心はすっかりタイランド、、
「wwwなにこれ」→「コメント欄によるとタイBLというのがあるのか、、どれどれ」→視聴→死
たった2日でこのザマ。タイBL沼の先輩様方は皆博識でお優しく、新参者にもいろいろ教えてくださるのでここは素晴らしい沼です、、ツイッターで「タイ沼」などで検索すると情報が出てきます。
7. リアルタイムで見られる
「2gether」は毎週金曜23:30にYouTubeに新作が上がり、最終回は2020年5月15日を予定。つまりまだ間に合うんです!!リアルタイムに!!今しかない!!今乗るしかないこのビッグウェーブ。私は一昨日この作品を知ったので昨日始めてリアルタイム視聴したわけですがもう供給がドバドバすごすぎてアドレナリンが噴出し、全く眠れなくなりました。エピソード10すごかったので覚悟してください。
この文章もたしか14時ぐらいに書き始めたのですが気づいたらもう19時でした。もうお外が真っ暗です。すごいなーこれが沼...もう誰も読んでないだろうと思うのでこのへんで...私からは今のところ以上です
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