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アナログすぎる編集長が「デジタルな振る舞い」に挑戦してみた②

「デジタルな振る舞い」あっと言う間に2月になりターム2のスタートである。ここからは簡単なプログラミングを学ぶ。
 アナログ&ド文系の自分は、たぶんいや絶対に分からなくなるんだろうなと確信しつつ、自分も含めて冬場はインフルになったり風邪をひいたり、編集関係者はもともと裁量労働的な仕事のためとかく在宅や外出組が多いため、たくらんでいたように心優しい若手に聞くことはなかなかまかりならぬ。何とか自力で頑張るしかないようだ。
 第一回は、受講生にとってこれがないともはや「生存不能」になったChatGPT様にプログラムのコードをつくってもらい、GoogleCobabでまずはグラフをつくる。授業では先生が赤いハートのグラフ(現実的に何に使うのかは疑問だが、とにかく可愛い!)をつくって見せてれた。ちょうど週末に某中高一貫高で講演の仕事があったので、実利を兼ねてそこで使うグラフを作成することにした。
 敬愛するChatGPT先生に依頼したプロンプトは、以下の通りである。

 そして生成されたコードはこちらである。

数字嫌いには見るだけでアレルギーがおきそう!

 このコードをGoogleコラボラボに貼り付けて実行する。ここ20数年の自分の仕事内容の変化についてだが、一応それらしいグラフができた!そのままではちょっと見にくいので、「横軸の目盛りを5年刻みにして」「線グラフの色を変えて」といった風に細かいプロンプトをChatGPTに投げ、修正していく。

私の編集者人生の変遷が一目で?わかる!


 完璧とは言えないが、それなりに使えるものができたではないか!土地勘のないイマドキ中高生に何を話していいかわからず一人でのたうちまわっていたが、「大変化の時代に対応するため、大人も勉強して宿題だってやってるんですよー」という内容を話すことにして、意気揚々と作成したグラフをパワポに貼り付けて喜ぶ私。

 もう一つの課題は3分間タイマーのコードをつくり動かしてみる。これも動画を見ながら恐る恐るやったところ、無事デジタル時計風のタイマーができました!動きました!偉大なり!ChatGPT!

スタートを押すと、見事動き出しました! 

  ろうそくが燃え尽きる形にしたりとか、凝ったものを作成されている方もいたけど、その次の週、3連休明けに講演が2本控えいうかなりヤバいスケジュールのため、シンプルなもので終了。社会人向けのお勉強は、自分のペースと仕事や育児などの兼ね合いで、やれるところまでやる、のが結構重要かと思う。 実は最近、健康診断を受けたら2キロほど痩せていた(※私は滅多にいないくらいのガリなので2キロはかなり切実なのです)。別に体調は悪くないし数値的に目立った異常もないが、年明けから仕事も育児もデジタルな振る舞いもで、実はストレス過多かもしれないので肩の力を抜かねば。  育児中の働く女性から、「仕事と育児で手いっぱいでもリスキリングはするべきか」という質問を受けるが、勉強は心身を壊してまでやるものではないと思う。(外注などを使って時間をつくり、その間やる方法はありです)

 無事2本の講演を終え(グラフはちゃんと使えました!)、ほっと息をつく暇もなく、次の課題が襲い掛かってくる。土曜日午後までびっしり仕事で、ふらふらしながら日曜日午後に取り掛かるという体たらく(締め切りは毎週月曜日の9時)。自他ともに認める超せっかち人間で、締め切りぎりぎりの作業はこの世で一番嫌いなのだが、仕方あるまい。
 先生の指示に従い、GoogleCobabでスクレイピング、好きな画像を呼び出すが、何回やってもエラーにつぐエラー。先生に質問したら、コードの通りにやってねと指示。いややってるんですけど……と再度トライしたらできた!

花の画像を集めてみました

  機械の気持ちは人間以上にわかりかねるものよ。あとはYOLOによる収集した画像の」認識とGoogle App Script(GAS)のコードをChatGPTで作成し、メールを送信する作業だが、夕方には何とかクリア。割とすぐできたが、超せっかちな心はすでにへとへとである。さらなる体重減を防ぐべく、次週は絶対に直前の作業は避けねば。  

 ターム2の最終週は、仕事的には少し余裕ができた。しかし!今度は娘が大流行しているインフルエンザにかかって寝込み、さらに週1回来てくれているベビーシッター兼お手伝いさんが腰痛でお休み(!)。家事と育児(看病)と課題が一気に痩せた肩にのしかかってくる……。 幸い、週末からまた3連休だったので(今週は仕事はなし)、金曜日から課題に取り掛かる。先生が丁寧なコードを用意してくれたので、ほぼその通りに進めてみた。まずはAPIを使って画像をつくる。画像のテーマは、病床の娘も喜びそうな「森の中の美しいプリンセスたち」。なぜか出てきたのは見た目も衣装も美しいインド系のプリンセス二人の後ろ姿だった。人種を指定した覚えはないが、これは作成者の私がインド系の見た目だからだろうか……。 
 

南アジア風のお姫様2名があらわれた!

 あとは、text to-speechをColabで実行して音声をつくる。声の種類がいくつかあるので、先生のモノと変えてみたが、首尾よくできた。日本語だがどう聞いても日本語が話せる欧米人(英語とかがネイティブの人)のイントネーションである。あっと言う間に3月が迫り、ターム3である。テーマはデザインで、事務局によるとちょっとした「沼」が待っているらしい。どんな沼かは「ハマってみてからのお楽しみ」だそうです。ちょっと怖いですが……ターム3に続きます。


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