シンエヴァを観たアスカオタクよりお祝い申し上げます。

※シンエヴァネタバレ

※読まなくて良いマジで

アスカが好きだった。どうにも好きだった。好き以外の言葉がない。アスカの棘が好きだった。誰とも分かり合えなくて寂しくていつも一人ぼっちで大好きなママは目の前で死んで足元ぐらぐらなのにいつだって胸張って目の前にいる人を睨んで生きてるアスカが好きだった。アスカはずっとシンジを好きで死ぬほど嫌いなまま生きていくのだと思っていた。違った。アスカは棘で傷つけ合う人より傍で頭を撫でて褒めてくれる人に気付いた。幼稚な愛に囚われていた自分を認めた。好きとさよならを告げて大人になった。これからアスカは28歳の女性として幸せになるんだと思う。オタクとしてはそれはとても良いことであり、すごく寂しい。置いて行かないでって言いたいけどそれは無理だし。や、わかる。ケンスケはメンタルが安定している。生きていくための知識も深い。だってアスカに必要なのは父性。ずっとお父さんがアスカにはいなかった。アスカは強くない。めちゃくちゃ脆い。あの攻撃性は一度折れたらどうにもならない。だから程よく、折れないようにいつだって手を貸して、助けてくれるマリとの相性が良かったの。アスカには守ってくれる人が必要。そうすればいつだってアスカは強くいられる。シンちゃんは自分のことで手一杯だからアスカを任せられない。だからこれでいい。

シンエヴァは終わりの話。新しいことは何もない。過去の精算。エヴァに乗らず、緩やかな死に向かって一番大切な人とその日まで手と手を取り合い生きていく話。なんだか気持ち悪いなと思ってしまった。まあ生きるのなんて全部気持ち悪いことなのかもしれない。私もエヴァから降りようと思った。グッズもBlu-rayも漫画も捨てる。嫌悪感とかじゃなくそうしないといけないような気がしている。禊。今の気分はaikoの青空。15年?ぐらいの妄執の末先日見事アスカに失恋しました。もうあんたが全部あたしのものにならないならなんて言ってくれないのはよくわかりました。傷は深いですがこれでもさっぱりしてます。

アスカ幸せになってね。大好きでした。

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