私の受けたい治療1〜18を書き終えて
私の受けたい治療1−18を書き終えて
私の受けたい治療ということで、長らく書いてきました。
私は私自身、マッサージや手技、そして鍼やお灸の施術を受けるのが大好きです。私の治療院でのコンセプトは、『私の受けたい治療を患者さんに提供する』というものです。
そしてその通りにしてきたと思います。
まあ、私という人間が出来る範囲なので、人的パワーのの制約で、手技をいれることはできていませんが、私自身はマッサージや整体的な施術を受けるのは大好きです。
ただ、マッサージや整体、鍼灸などさまざまな施術を受けていて、
『あーーこの視点が欲しい』『診る技術をもってみてほしい』と感じる事が
多々ありました。
施術者に持ってほしい観点と技術
施術者に、基本的な東洋医学的生命観を持ってもらいたい
施術者に、『診る』基本的な技術をもってほしい。
そんな思いを持ちながら、私の受けたい治療ということで、自分が臨床家として歩んできた道を通して思う、『いま、私が受けたい治療』について、脱線しながらもつらつらと書いてきたなと思います。
色々な言葉を標榜する施術所、先生はいらっしゃります。
そして、各々が自分の世界観で施術、治療なさっているので、そのやり方になんらかのリクエストをつけることは失礼なことであるということは私も臨床家なので、重々承知はしております。
しかしながら、それでも、私は私の受けたい治療を探し続けています。
それはただの願望なのか、
絵に描いた餅なのか、
私の頭の中にだけある、ドリームワールドなのか
ここまで書いてきて、具体的なイメージがわかないなあと思いましたので、
もう少し、具体的に受けたいというイメージは
私の受けたい治療:具体的な手順
1)私の身体をざっくりとした四診を通じ、全体を見通した身体作りの目標をもつ。
2)1を踏まえて、今日の治療の目標をもつ。
3)身体全体をさらっと手技でほぐしていく、仰向けスタートでおこない、うつ伏せで温熱を加えながらの背部兪穴の温圧療法。
4)背部兪穴の一番弱りポイントに、置き鍼か、鍼をして、督脉を意識した温石温灸で置鍼タイム。
5)今日の治療方針を踏まえて、ちょいとした調整
たぶん、とくに大きな変動がなければ、1は初回、次からは2−4はルーティーン。
5)の調整は各々の得意な方法や、当日のリクエストの範囲をいれながらの施術。
あーーこんな感じだなあ。
手技の得意なセラピストだったら、3のボリュームを上げて、4はポイントへ温圧し、置き鍼でもいいかも(置鍼タイムなし)。鍼灸が得意な先生ならば、3,4を混えたような感じにして、ゆっくりと督脉と背部兪穴をアプローチした上で、5)の調整をする。
米山が実際におこなっている臨床
私(米山)自身の臨床は、
1)、2)を持った上で、今日の施術としては、2)を具現化するために、気の升降を踏まえて、動きやすさと目標によって施術の順番を変えているので、仰向けスタート、うつ伏せスタート、坐位スタートが混在しています。ただ、背部兪穴のアプローチに時間をかけることはかわらないな。ここが温養補腎、益気補脾補肺につながる私の受けたい治療のポイントかなって思います。
私の受けたい治療、私自身が治療者として行っていく治療、そして私自身が患者さんとして受けたい治療です。
私の受けたい治療一覧
2)私の受けたい治療② 症例数万件の鍼灸臨床を通じて思うこと
5)私の受けたい治療⑤ 弟子入り3年しないと、大学病院での研修は認めない
6)私の受けたい治療⑥ 3年間の大学病院東洋医学科での鍼灸治療
8)私の受けたい治療⑧ 170を越えなくなった血圧グラフと便秘改善
10)私の受けたい治療⑩ 女性の人生の課題、妊活、子宮筋腫、婦人科疾患とのつきあい
11)私の受けたい治療⑪ 食事のありようと健康、現代を生きる私達の選択肢
12)私の受けたい治療⑫ 2つの暮らし:自転車操業と余裕資金
14)私の受けたい治療⑭ 治療の種類、道具の選び使い方、お灸が大好き!
15)私の受けたい治療⑮ 人生に寄り添った視点をもった治療/施術を受けたい
16)私の受けたい治療⑯ 患者さん側に求められること、施術者に求められること
17)私の受けたい治療⑰ 番外編:もし、いま私が妊活の当事者だったら。
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