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にゃんこと楽しく暮らすヨネ婆ちゃんが東洋医学の目で診た世界のあれこれを 書き記していき…

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にゃんこと楽しく暮らすヨネ婆ちゃんが東洋医学の目で診た世界のあれこれを 書き記していきます (*^_^*) webサイトはこちら:https://bigmama-odawara.jp/

マガジン

  • こんな治療を私は受けたい

    私は、もともと鍼灸、マッサージ、整体などを受けるのが大好きでです。20年以上の鍼灸臨床を通じ、東洋医学の専門家としての目線を踏まえつつ、患者として、私の受けたい治療について書き連ねている物語です。

  • 東洋医学について

    東洋医学で人を診るための基本です。 いま、目の前の人を診るための道具としての東洋医学ツールをシンプルに学びます。 人を診るための、使える東洋医学的生命観。 経穴や身体を診るための体表観察。 東洋医学を学ぼうとすると、深読み、並列的な関連事項のとりあげなど、現時点の目の前の人を診るためには、過剰な情報が多く、本当に必要な道具としてのシンプルな考え方、技術がわからなくなってしまいがちです。 臨床経験が30年近い米山が、そぎ落とし、本当に必要と思えるものだけを、幅広く施術をする方々と一緒に学んで生きます。

  • 東洋医学で応援する人生の物語ー症例から

    東洋医学で人を診るという観点を貫き、個別具体的に患者さんを東洋医学的な視点から過去、現在をみすえ、あらまほしき未来をどの様に考えるのかという視点でお一人お一人の物語を書いています。

  • ビッグママのつれづれ日記

    ビッグママの楽しい日々です

最近の記事

私の受けたい治療1〜18を書き終えて

私の受けたい治療1−18を書き終えて私の受けたい治療ということで、長らく書いてきました。 私は私自身、マッサージや手技、そして鍼やお灸の施術を受けるのが大好きです。私の治療院でのコンセプトは、『私の受けたい治療を患者さんに提供する』というものです。 そしてその通りにしてきたと思います。 まあ、私という人間が出来る範囲なので、人的パワーのの制約で、手技をいれることはできていませんが、私自身はマッサージや整体的な施術を受けるのは大好きです。 ただ、マッサージや整体、鍼灸な

    • ☆私の受けたい治療⑰ 番外編:もし、いま私が妊活の当事者だったら。

      17 番外編:いま私が妊活の当事者だったら。  ・赤ちゃんが欲しいという願いがかないますように。いままで、私の受けたい治療ということで、色々な視点で書いてきました。 そして、当院での大きなテーマ、妊活においても、ぜひ皆さんにお伝えしたいと思うことがあります。 もし、私が妊活をする当事者であれば、何を考えるべきか、何をしたらいいのか、どんな治療を選択すべきなのか、不要なのか。 自分自身が当事者であるという目線で書いてみたいと思います。 ☆妊活に人の話はあてにならない

      • 16 患者と施術者、双方に求められるこ

        いまの私の治療院では、私の受けたい治療である、『人生に寄り添った視点を持った治療/施術』を提供することが可能になっています。 これは、患者さん側の理解があり、そのご理解の上に成り立っていると私は思っています。 私はいままで語ってきたような治療/施術が受けたいです。これはただ症状をとることを目標にした治療/施術ではないということです。 ここを理解していただける患者さんがいらっしゃるから、成り立っていると私は患者さんに感謝しています。 施術者の課題:観察する技術と理解力

        • 15 人生に寄り添う視点のある治療/施術

          ☆人生に寄り添える治療、そして治療家であるために 私の受けたい治療について、いろいろな理論・道具のことを書きました。 理論・道具も大切です、しかしながら理論・道具は所詮道具。 目的を追考するための道具です。 一番大事なのは、治療や施術の目的、方向性です。 症状を取るを目的とするとき。 治療の目的に『症状をとる』ということが求められ、施術者側も『症状』を目標とすることも多いと思います。 しかしながら、私が求める『受けたい治療』は、確かに症状にも対応はしてほしいのです

        私の受けたい治療1〜18を書き終えて

        • ☆私の受けたい治療⑰ 番外編:もし、いま私が妊活の当事者だったら。

        • 16 患者と施術者、双方に求められるこ

        • 15 人生に寄り添う視点のある治療/施術

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        • こんな治療を私は受けたい
          18本
        • 東洋医学について
          7本
        • 東洋医学で応援する人生の物語ー症例から
          1本
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          7本

        記事

          言葉はどこから来るんだろう?

          言葉はどこから来るんだろう?私達はあたりまえに、日本語を使い、言葉を使い人とコミュニケーションしています。 ☆東洋世界の言葉 東洋医学の世界にいると、言葉を使うときには用心深くなりますねえ。 たとえば、気という言葉。これ普通に使っちゃうんですが、 どういう意味で使っているのかが結構大きな問題。 この業界にいる人同士でも、使っている前提が違うと全く違う意味合いで使っているのに、同じ言葉だっりするので不毛な(^_^;)論争が勃発します。 長年、東洋医学関係の掲示板で管理

          言葉はどこから来るんだろう?

          14 治療、道具の選び方:お灸が大好き!

          私の受けたい治療⑭ さて、①-⑬まで長らくの私の臨床経験を語ってきました。 私はいつも、『自分が受けたい治療』を治療院でみなさんに提供したいと思っています。 自分が受けたいという視点が中心。 書いていて、かなり厳しいこというな〜>自分! とは思います。 患者さんから、このレベルのリクエストを突きつけられたら困っちゃう治療者は多いと思います。 それでも、私はこんな治療を受けたいんだもんっていう、視点はぶれず、あえて難しいことも注文しちゃいます。 ☆鍼灸のよさを伝えた

          14 治療、道具の選び方:お灸が大好き!

          13 心と身体と生きる意思

          13 心と身体と生きる意思☆さまざまな臨床経験を通じて 日々の臨床は、さまざまなお悩みに一緒に解決していく道をさぐることになります。 このなかで、自転車操業的なその日暮らしと、日々をバックアップしてくれる体力の余裕資金があることの違いは非常に大きく、人生を左右するものだということを実感しました。 健康面で、人生の課題ができたときの選択肢は、 ・まっすぐに、西洋医学に舵を切るべき方 ・東洋医学や、漢方、鍼灸などの手入れが必要な方 ・食事の改善、生活改善が必要な方 ・目の前

          13 心と身体と生きる意思

          12 その日暮らしと、余裕がある暮らし

          12 2つの暮らし自転車操業と余裕資金妊活や、体調管理など、多くの患者さんを拝見できるということは、臨床家にとっては非常にありがたいことです。 そして患者さんのさまざまな訴えや、お身体を拝見することから多くの発見がありました。 ☆生きることの二つのフェーズ:     自転車操業と、体力の余裕資金生きることは二つのフェーズがあることも、このころ痛感しました。 私達は日々を生きています。 その日々が、ただただ、一日をすごすことだけで精一杯なのか、余裕があっての日常なのかは

          12 その日暮らしと、余裕がある暮らし

          久しぶりのおでかけ。実技の講義をしてきました。

          実技の講義あれこれ久しぶりに、新幹線にのっておでかけ。 zoomで定期開催しいてる鍼灸勉強グループ『鍼灸すみっコぐらし』の実践会でした。 zoomも講義は本当に便利なんだけど、たまには実践会やりたいよねえ。この会は、若い方が多く、とっても楽しいです。 私の立ち位置は、基本的に応援団。 なんてかさ、もう自分が前にでるっていうよりは、若手の応援団に回りたいのよ。婆さんだから(^^) ☆『鍼灸すみっコぐらし』実践会 今回は応援団としてちょいとばっかり実技指導の講義もさせて

          久しぶりのおでかけ。実技の講義をしてきました。

          11 食事のありようと健康、現代を生きる私達の選択肢

          11 乳製品をやめれば、婦人科疾患によい?? 〜全体をみる、文化を考える、その人の人生の文脈を考える。 私が食事を通して学び考えていったことです〜 食事の問題は私達の健康に大きな影響をもちます。 また情報も多く、それだけ興味や関心の深い課題でもありますね。 人生を歩んでいくときに、食事というのは、人の輪を広げ、楽しみを広げていきます。しかしながら、思想信条も大きく絡み、ゆがみやすいものであるのもよくわかります。 私自身この課題については、自分の臨床の場でもさまざまな場面

          11 食事のありようと健康、現代を生きる私達の選択肢

          10 子宮筋腫、婦人科疾患とのつきあい

          私の受けたい治療⑩ 子宮筋腫、婦人科疾患とのつきあい妊活の鍼灸治療が多くなる中、それにつれて婦人科疾患での施術も増えてきました。 子宮内膜症や子宮筋腫などの多くのご相談をお受けすることになっていきました。 ☆妊娠に壁となる婦人科疾患、全身の体調妊活をすすめていると、子宮筋腫や内膜症などの婦人科疾患が問題となり妊活が進まないというケースを多く拝見することとなりました。子宮内膜症の状態の改善が妊娠の道を大きく開くこと、また子宮筋腫がありながらも、無事に妊活をすすめられてご出産

          10 子宮筋腫、婦人科疾患とのつきあい

          9 妊活鍼灸、不妊カウンセラー

          9 妊活鍼灸を通じ不妊カウンセラーとして鍼灸学校を卒業後、弟子入り修行や大学病院での研修していましたが、 個人的に治療を頼まれることもあり、開業届は出し、施術をはじめていました。 大学病院での研修の傍ら、眼科クリニックでマッサージのお手伝いもしており、その関係でも治療を頼まれることも増えました。 ☆頭痛の解決と不妊治療へのつながり あれこれ頼まれ始めた患者さんの中に、頭痛を主訴とする医療関係者の方がいらっしゃいました。 私のところにいらっしゃった理由は頭痛。 実は私は

          9 妊活鍼灸、不妊カウンセラー

          2 数万件の臨床を通じて私が感じること

          私の受けたい治療☆症例数7万件以上の鍼灸臨床を通じて感じたこと。私は、ありがたいことに数多くの患者さんと一緒に時を過ごすチャンスを頂きました。 これは臨床家としてはかなりありがたいことです。 鍼灸というのは、あまりメジャーな選択肢ではありませんよね。 普通は、身体の調子がわるいといえば病院、 そこで大きな問題がない、でも調子がわるければ、 整体や、手技療法のほうが一般的な選択肢ではないでしょうか? ほかに、食養生、体操、運動。 身体作りといえば、そういった選択肢が一般的で、

          2 数万件の臨床を通じて私が感じること

          冷え対策:冷えは血流をつけよう

          冷えについては、本当に世の中にいろいろな対策が溢れていますね。 私は長年にわたり、患者さんの『冷え』という訴えに対応してきました。 そして、タイプ別に3つあり、このことを踏まえて冷え対策をしていただきたいなと思っています。 三つのタイプの人間ー課題 人間には、ざくっとわけて3つのタイプがいらっしゃります。 それぞれにタイプが違います。 冷えにはおおきくわけて、三つの課題があります。 生命力の弱さ 動きの鈍さ、巡りの悪さ 外因との関係 冷え対策その1 生命力

          冷え対策:冷えは血流をつけよう

          ⑧ 170を越えなくなった血圧グラフ

          私の受けたい治療⑧ 170を越えなくなった血圧グラフと鍼灸治療 大学病院時代には色々な患者さんを拝見することとなりました。 それも自分が担当者として、他科でのカルテや、それまでの状況をふまえ、 目の前の患者さんに自分の見立てで、自由に鍼灸臨床を出来ることは 大きな学びとなりました。 ☆入院患者さんへの鍼灸治療入院している患者さんは、体調管理を病棟でしているので、変化が客観的に わかりやすく、勉強になりました。 なかでも、一番の大きな学びは、 2度の脳梗塞後に、入院されて

          ⑧ 170を越えなくなった血圧グラフ

          ⑦ 自由にやりなさい、責任は持つから

          私の受けたい治療⑦ 自由にやりなさい、責任は持つから 大学病院の東洋医学科では、ドクターのみたてのあと、漢方の処方がおこなわれたり、鍼灸治療が行われていました。 大學病院ということもあり、醒脳開竅法や、パルス通電など、どちらかというと、強めの鍼灸が多く行われていました。 ☆『あなたの自由にやりなさい』というS先生のもとで私は、どうしてもキツい針、強めの治療が好みにあわず、温灸やお灸を使いながら、いままで勉強してきた知識を使い、あまり痛くない穏やかな鍼灸を大學病院の場で実

          ⑦ 自由にやりなさい、責任は持つから