応答せよ あの頃の私

まずは自己紹介から・・・と思いすぎて、noteを開設したのはいいけどなかなかスタートできないでいました。というわけで、気負わずにスタートします。

とってもとってもいいドラマを見ました。
韓国ドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1998~』(2015)です。
見終わってから数日つけれど、まだ余韻に浸っています。

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何がよかったって、それはもちろん1988年~が舞台、同じ時代青春を生きていた私にはノスタルジーです。ドラマはソウル、私は京都で、国も町も違いますが、あの空気感はとてもなじみがありました。ドラマで出てくるあやとりとか、髪型やファッションとか、持ち物とか・・・あ!ウィンナーコーヒーとか (笑

そして、舞台となる横丁で繰り広げられる人間模様が最高です。笑いあり、涙あり、ときめきあり。飾らない人柄、正直にぶつかり合う思い、不器用さ・・・そして、そこにあるあのあったかさ、心に触れて、みながら何度も何度も泣きそうになりました。気が付いたら・・・涙が流れることもありました。人ってあったかいんだぁと、あのドラマを見ていて思い出しました。

同じ時代を生きていたけど、1988年に私が生きていた世界は、あのソウルの横丁のようにあったかくはなかったのでした。それはいろんな理由があって、父と母の離婚後の荒れた生活、母と分かり合えない心の痛み、自分に対する不満や葛藤・・・小さなころから一人が多く、孤独だった子ども時代を思うと、もうこのドラマの世界がなんというか・・・まぶしくて、楽しそうで、うらやましい。

私の家族は本音を言わない家族でした。だから、あのドラマの登場人物たちのありのままの感情や言葉、飾らないあり方が、まぶしいのです。
いつからか・・・あのドラマの、あの茶の間に当時の私を座らせている自分に気づきました。もし私があんな家族の中にいたら・・・!?
なんか、それだけで癒されました。

大人になって、私たちは常識的でいることを自らに課しながら、いつの間にか気が付けば自分らしさに向き合うことや、正直さを見失いがちになります。私もそんな日々を送りがち・・・ でも、そんなとき、このドラマのことを思い出す。そのまま、泣いたり笑ったり、叫んだり歌ったり踊ったり。そんなのが、いい。カッコつけて、過剰に常識人ぶったり、本当の自分以上の自分に見せようとしたりしなくても、いい。

もちろん、ドラマだからね、という部分もあると思うけれど、それを差し引いても、とってもとってもいいドラマでした。

応答せよ1998、あの頃のわたし。

孤独感でいっぱいだったあの頃の私とふたたび出会わせてくれて、そしてちょっと癒してくれたドラマでした。

最後に、『恋のスケッチ~応答せよ1998~』からのとっておきのセリフをご紹介して、noteデビューのこの記事を終えたいと思います。

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言葉には思いがこもる
よって言葉には温度があるのだ
他人に冷たい世の中で、
どうにか生き、気力を保てるのは
名言や機知に富む格言のおかげではない
あなたの温かい言葉があるからだ





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