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アリゾナ州立大学、AIチューターとしてChatGPT Enterpriseと契約

Arizona State University (ASU) は、OpenAIとの最初の大学としてのパートナーシップを発表しました。この提携により、ASUは2024年2月からChatGPT Enterpriseに完全アクセスすることができます。これを活用して、授業、チュータリング、研究などに使用する予定です。

大学初のChatGPT Enterprise契約

このパートナーシップでは、ASUがChatGPT Enterpriseへの完全アクセスを手に入れます。これにより、ASUでは授業やチュータリング、研究など、多方面でChatGPTが活用される予定です。ASUの情報責任者であるLev Gonick氏は、この提携が少なくとも6ヶ月前から進行中だったことを明らかにしました。

パーソナライズされたAIチューターを構築する計画

特に注目すべきは、ASUが学生向けにパーソナライズされたAIチューターを構築する計画です。STEM科目を中心に、学習支援が行われる予定です。また、AIアバターを使って、生物学について歌ったり詩を書いたりする「クリエイティブバディ」としての活用も計画されています。

ASUコミュニティがChatGPTに入力するプロンプトを安全に保持

提携のもう一つの重要なポイントは、学生のプライバシーと知的財産の保護です。ASUとOpenAIは、ASUコミュニティがChatGPTに入力するプロンプトを安全に保持するとしています。AIチャットボットが学業において不正行為の懸念を引き起こしている現在、このような安全策は極めて重要です。

世界の約2/3の大学組織がAIツールの統合と活用を積極的に探求

ASUの情報責任者であるLev Gonick氏によれば、全世界のほぼ2/3の大学組織がAI技術、特にChatGPTのような先進的なAIツールの統合と活用を積極的に探求しており、これらのツールによって、個人や組織がAIの力を創造的で革新的な取り組みに活用できるようになっているとのことです。

このパートナーシップの目標は、教育技術の革新、学術研究の支援、管理効率の向上を目指すAI駆動のプロジェクトを開発することにあります。

ASUのAIの全形態を探求するというコミットメント

また、ASUのプレジデントであるMichael M. Crow氏は、拡張現実とAIシステムがここにあると認識し、それらが学生の学習を助け、より迅速に学び、より徹底的に理解するための素晴らしいツールになると楽観視しています。このコラボレーションは、AI学習技術の責任ある進化への直接的な参加を反映しています。

ASUは、AIの全形態を探求するというコミットメントに基づいて、このパートナーシップを築いています。たとえば、大学の知識エンタープライズは、19のセンター、イニシアチブ、ラボラトリーを通じてAIモデルを探求しており、3億4000万ドル以上の活動賞金を得ています​​​​​​。

学生一人一人にパーソナライズされたAIチューターとの別れが卒業に与える影響

ChatGPTのパーソナライゼーション機能は、チャットを重ねるごとにそのユーザーの事を記録し、その記録をもとに引き続き対応していくシステムです。卒業の時に、4年間AIチューターにつきっきりで教えてもらい、わからないことを学び、悩みを相談し一緒に解決してきた一番自分の事をしっているAIチューターとの別れがどのようなものになるのか想像がつきません。クラスメイトとの別れよりきっと悲しい出来事になるのではないでしょうか?

卒業後も大学のChatGPT Enterpriseがずっと使えたら

AIは今後社会インフラになる事は間違いないと思われます。が大学の提供するメールのように、卒業後も門下生としてコミュニティの一員としてChatGPT Enterpriseが引き続き使えれば、これは一生の学びのチューターとして卒業生一人一人に寄り添っていく事でしょう。


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