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サム・アルトマンの意味深なツイート

このポストが果たして何を意味するのかわかりません。

このすべては以前に起こった、これはすべて再び起こるだろう


テレビシリーズ『バトルスター・ギャラクティカ』の一文

「all of this has happened before, all of this will happen again」というフレーズは、時間の循環性や歴史の繰り返しについての考えを示しています。

テレビシリーズ『バトルスター・ギャラクティカ』では、人類の歴史とサイロン(人造人間)の歴史が繰り返されることを示唆する重要なテーマとして使われています。このことから、サム・アルトマンがこのフレーズを使っていることで、テクノロジーや社会の進歩においても同様の循環や繰り返しが存在するという考えを表現している可能性があります。

この事を指摘するリポストもありました。

サムのツイートが宗教と哲学に及ぶ

インド哲学におけるユガ(時代)の概念

「文明6.0」という表現は、人類の歴史や文明の発展をバージョンアップや更新のサイクルに例えたもので、特定の思想や理論に基づいている可能性があります。この考え方は、人類が異なる時代を通じて複数の重要な段階や「バージョン」を経験してきたという観点を示しています。各「バージョン」は、技術的、社会的、文化的な進歩によって特徴づけられ、新しい「文明のバージョン」への移行は、大きな変化や発展を意味することが多いです。

このような視点は、歴史を周期的または進化的なプロセスとして見る多くの理論や哲学に共通しています。たとえば、歴史の進行を技術革新の波や社会経済システムの変化として捉える理論があります。また、インド哲学におけるユガ(時代)の概念や、西洋哲学における歴史の進化的な見方など、文明が複数の段階を経て進化していくという考え方は古くから存在しています。

ヒンドゥー教の聖典に結びつけるリツイート

Parthのツイートは、『バガヴァッド・ギーター』9章7節の引用をしています。この古典的なテキストは、ヒンドゥー教の聖典の一つであり、宇宙のサイクル、創造と破壊、そして宇宙の根本原理についての教えを含んでいます。この特定の節では、宇宙の周期的な性質について語られており、すべての存在が宇宙のサイクルの終わりに神のプラクリティ(自然、物質的な存在)に吸収され、新たなサイクルの始まりに再び創造されることが述べられています。

サム・アルトマンがこの『バガヴァッド・ギーター』の節を引用したり、その思想に触れているかどうかは、提供された情報からは直接的には確認できません。しかし、この引用が示す宇宙の循環的な観点や創造と再生の概念は、サム・アルトマンが以前に触れた「すべては過去に起こったことが再び起こる」というテーマと共鳴する可能性があります。

テクノロジー、文明、あるいは宇宙の歴史におけるサイクルや反復の概念は、多くの文化や哲学で共通して見られるテーマです。サム・アルトマンが実際に『バガヴァッド・ギーター』の教えを引用していたか、あるいはこれに類似した思想を表現していたのかは明らかではありませんが、このような普遍的なテーマは、彼が関心を持つ可能性のある広い範囲の思想や概念に触れることを示しているかもしれません。

旧約聖書に結びつけるリツイート

Leonard Durdenのツイートで引用されている「Ecclesiastes 1:9」は、旧約聖書の一部である伝道の書からの節です。この節は次のように記されています:

「何事も新しいものはなく、何人も『見よ、これは新しいものだ』と言うことができるものはない。それは既に遠い昔に存在していたものだ。」

この節は、時間の経過とともに繰り返される人類の経験や出来事のサイクリカル(循環的)な性質についての洞察を提供します。新しいと思われることも、実は過去に既に存在していたことが多く、人類の歴史や経験は反復的なパターンを示すという考えを表現しています。

Leonard Durdenがこの聖書の節を引用していることは、現代の出来事や現象、あるいは特定の話題に対して、この古典的なテキストからの洞察が適用可能であると感じていることを示しているかもしれません。サム・アルトマンが過去に引用した「all of this has happened before, all of this will happen again」というフレーズと類似して、人類の経験の繰り返しや歴史の循環についての普遍的なテーマに触れていると言えるでしょう。

ニューエイジに結びつけるリツイート

Divya Kanwarのツイートは、時間の無限ループと昇華(または昇進)の概念に触れていて、ニューエイジ的な思想や精神的な観点からの発言と解釈できるかもしれません。「We are circling in an infinite time loop until we are ready to ascend. With dust it started, with dust it will end.」という言葉は、人生や宇宙の循環的な性質と、物質的な存在からの脱却や高次の存在への移行を示唆しています。

このような観点は、ニューエイジ思想やいくつかの宗教的、精神的な伝統において見られるテーマです。これらの思想では、人生は学びと成長のための連続したサイクルであり、個人の意識や魂がある段階に達した時に、より高い次元や状態へと進化することができると考えられています。

「With dust it started, with dust it will end.」という部分は、創造と終焉、そしてすべてが物質から始まり物質に戻るという考えを表しています。これは、「灰より生まれ、灰に帰る」という古典的な表現を彷彿とさせ、人間や宇宙の本質的な循環性を象徴していると言えるでしょう。


去年11月に勃発したイリヤ・サツケヴァー氏のクーデターによる解任劇と電撃復帰、ニューヨークタイムズからの著作権訴訟、そしてイーロン・マスクからのOpenAIを非営利団体に戻せという訴訟を抱え、ここ最近精神世界に引きこもっているようにも見えるサム・アルトマン氏ですが今後どのような展開になるのか目が離せません。

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