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サム・アルトマン「LK-99経験2年以上」募集が気に入った!

これはウィットに富んだクールなtweet。

それに対してさらに「LK-99の経験20年」という募集も出現。

それに対して、「私の履歴書をオンラインで共有していただけることに感謝しておりません」。。。

LK-99が検証されて然るべき学術書で裏付けられる時までこんなお祭り騒ぎが続く模様。

LK-99が発表されたのはarXivで論文として査読されていない

arXiv(アーカイブと読みます)は、主に物理学、数学、コンピュータ科学、生物学、統計学、経済学などの学術分野の予稿(査読前の論文)を公開するためのオンラインリポジトリです。1991年に物理学者のPaul Ginspargによって設立されました。

arXivの主な目的は、研究者が自分の研究成果を広く共有し、フィードバックを得ることができるプラットフォームを提供することです。また、査読プロセスを経る前に研究成果を公開することで、新しいアイデアや発見が迅速に共有され、科学的な進歩が促進されます。

arXivは無料で利用でき、誰でも論文をダウンロードして読むことができます。ただし、論文を投稿するには一定の資格が必要で、通常は大学や研究機関に所属していることが求められます。また、投稿された論文は専門家による軽度の審査が行われますが、これは内容の正確さを保証するものではなく、明らかな問題を見つけるためのものです。

なお、arXivに投稿された論文は査読されていないため、その内容をそのまま信じるのではなく、批判的な視点で読むことが重要です。

LK-99が査読されるために必要な手続き

査読プロセスは、科学的な研究が公に発表される前にその質を確認するための重要な手続きです。LK-99のような新しい発見が査読されるためには、次のような手続きが必要となります。

  1. 研究者による論文の準備: 研究者は、新しい発見についての詳細な報告を含む論文を準備します。この論文には、研究の目的、使用した方法、得られた結果、そしてそれらの結果が何を意味するのかについての解釈が含まれます。

  2. 論文の提出: 研究者は、論文を査読を行う科学雑誌に提出します。この雑誌は、その研究分野の専門家によって運営されていることが多いです。

  3. 査読者の選択: 雑誌の編集者は、その研究分野の専門家(査読者)を選び、論文の査読を依頼します。

  4. 査読の実施: 査読者は、論文の内容を詳細に検討し、その研究が科学的に正確で、結果が信頼できるものであるかを評価します。査読者はまた、論文がその分野の既存の研究にどのように貢献しているかを評価します。

  5. フィードバックと修正: 査読者は、その評価とともに、論文の改善のための提案を編集者に送ります。編集者はそのフィードバックを研究者に送り、必要な修正を依頼します。

  6. 再査読と公表: 研究者が論文を修正した後、査読者は再度論文を検討します。このプロセスは、論文が公表されるまで何度も繰り返されることがあります。

このプロセスは時間がかかることがあり、また、すべての論文が査読を通過するわけではありません。しかし、このプロセスを通過した研究は、その分野の専門家によって評価され、その質が確認されたということを意味します。


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