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Xで「インターネット上層部」がバズっているので真面目に考察してみた

トゥーンベリ・ゴンという人が、赤りんごという人に「インターネット上層部」に通報されたとリポストしてからバズりにバズり、トレンドワード入りをしています。

という事でこのNoteでは真面目にインターネット上層部とは何か、考察していこうと思います。

インターネットの運営や管理を行っている組織や人々を指している?

となると、例えば、以下のような組織がインターネットの運営における重要な役割を担っています:

  • ICANN (インターネットコーポレーション・フォー・アサインド・ネームズ・アンド・ナンバーズ): インターネットのドメイン名システム(DNS)を管理し、IPアドレスの割り当てなどを行う組織です。

  • IETF (インターネットエンジニアリングタスクフォース): インターネットの技術的な標準を定めるためのオープンなコミュニティで、RFC (Request for Comments)という形で文書を発行しています。

  • W3C (ワールドワイドウェブコンソーシアム): ウェブに関する標準を定める組織で、HTMLやCSSなどの技術仕様を策定しています。

これらの組織は、「インターネット上層部」と呼ばれることがあるかもしれませんが、それぞれが独立しており、特定の個人や一つの組織がインターネット全体を支配しているわけではありません。インターネットは、その分散型の設計とオープンな管理によって特徴づけられています。したがって、「インターネット上層部」という言葉は、これらの組織や彼らが果たしている役割を指すために俗に使われる表現と考えることができます。

ICANN (インターネットコーポレーション・フォー・アサインド・ネームズ・アンド・ナンバーズ

ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、インターネットのドメイン名システム(DNS)の管理、IPアドレスの割り当て、プロトコルパラメータの管理などを行う組織で、インターネットの「上層部」と考えられることもあります。ICANNは、世界中の多様なステークホルダーから成るマルチステークホルダーモデルに基づいて運営されており、政府、民間企業、非営利組織、個人技術者など、様々なグループが参加しています。

日本からも、ICANNの活動には多くの技術者、企業、および組織が参加しています。例えば、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)やJPRS(日本レジストリサービス)などの組織がICANNと関わりを持ち、ドメイン名やIPアドレスの管理において重要な役割を担っています。また、ICANNの会議やワークショップには、日本からの個人参加者も少なくありません。
赤りんごさんが知り合いだというのはJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)やJPRS(日本レジストリサービス)などの組織の人かもしれません。

IETF (インターネットエンジニアリングタスクフォース)

IETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース)は、インターネットの技術的な標準を開発し、インターネットが世界中でスムーズに機能するためのプロトコルやアーキテクチャを策定する非営利の国際組織です。IETFの活動は、オープンな参加と広範な専門知識に基づいており、世界中のエンジニア、ネットワーク設計者、研究者、およびIT企業が協力してインターネットの技術標準を作成しています。

日本からも多くの技術者や研究者がIETFに参加しており、様々なワーキンググループやプロジェクトに貢献しています。日本の大学、研究機関、企業などからの参加者が、プロトコルの設計、標準化作業、技術ドキュメントの執筆に関わっています。具体的な名前や組織を挙げることは避けますが、日本人エンジニアや研究者が主導するプロジェクトや、重要な役割を担う委員会に参加している例は多数あります。そのうちのどなたかが赤りんごさんのお知り合いの可能性があるかもしれません。

W3C (ワールドワイドウェブコンソーシアム)

W3C(World Wide Web Consortium)は、ウェブ技術の標準を策定することで知られる国際的な組織です。この組織は、Tim Berners-Leeによって1994年に設立され、HTMLやCSSなど、ウェブの基本技術の標準化において中心的な役割を果たしてきました。W3Cは「信奉」される対象というよりは、その技術標準が広く受け入れられ、ウェブ開発者や企業にとって重要な指針となっていると言えます。

W3Cは、ウェブアクセシビリティ指針(WCAG)やウェブセキュリティ、ウェブパフォーマンスの向上など、多岐にわたる分野で新しいガイドラインや標準を発表し続けています。また、プライバシー、ウェブの分散化、ウェブアプリケーションのセキュリティなど、新しい技術的課題に対処するための標準を開発することにも力を入れています。

W3Cにおいては、確かに慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の研究者や技術者が活動に関与していますので、そのうちの一人が赤りんごさんのお知り合いだったのかもしれません。

W3CとWHATWGはHTMLの仕様に関して異なるバージョンを推進していたが、2019年に両者は協力する形で合意し、HTMLとDOMの仕様の開発においてはWHATWGのリビングスタンダードを基本とすることになりました。これは、ウェブ技術が常に進化し続けるため、仕様も継続的に更新されるべきという考えに基づいている。

そのため、今日HTMLの最新の標準仕様を確認するには、WHATWGのサイトにあるHTMLリビングスタンダードを参照するのが一般的です。

インターネット上層部をMidjourneyに描かせてみた

リポストで結構BingでAIに描かせたって画像を添付している人がいたので、ちょっと実験でMidjourneyに「インターネット上層部」という高次の隠された存在を描かせてみたらめちゃくちゃかっこいい絵ができたのでここにシェアしておきます。フリー素材なのでご自由にお使いください。

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