サム・アルトマン、「GPT-4の怠け癖、解消済みです。」ただしAPIの使用モデルに注意
サム・アルトマンはかねてから、GPT-4が途中でコードを書くのをやめてしまったり、半分書いてから「あとは自分でやってください」などという怠惰なモデルになってしまったとクレームが多発していた件を解消するとXでポストしています。
怠惰になったとクレームがあったのはgpt-4-turbo以外のAPIを使用していた場合に起こっていた事のようで、APIではgpt-4-turboの利用が開始されているためその移行を促す意味でこのような発言になったようです。
下記の記事で詳しく説明されています。
GPT-4のAPIを利用した時に怠惰になってしまう問題
GPT-4が途中でコードを書かなくなる、または「後は自分でやって」というような応答をする場合、それはAIの応答の範囲や対話の方針に基づいている可能性があります。AIはユーザーの指導や学習を支援するために設計されており、一部の状況では教育的観点からユーザーに考える機会を与えるために、あえて答えを完全には提供しないことがあります。
しかしながら、AIが予期せずコードの生成を停止する場合は、その動作は技術的な問題や未完成の機能によるものかもしれません。OpenAIはユーザーからのフィードバックを受けて、gpt-4-0125モデルをリリースし、このモデルを新しいGPT-4 Turboとしています。このモデルは、モデルがタスクを完了しない「怠惰」のケースを減らすことを目的としています。
gpt-4-0125は怠惰さを楷書するために設計されたモデル
gpt-4-turbo(gpt-4-0125)は、「怠惰さ」の問題を解決するために特別に設計されたバージョンで、タスク完了における改善が施されています。既にGPT-4を使用してサービスを提供している場合、gpt-4-turbo(gpt-4-0125)に切り替えることで、性能の向上や「怠惰さ」の問題の解消が期待できます。ただし、APIの切り替えには、応答形式や機能の違いに対応するための適応が必要になる場合がありますので、切り替え前にドキュメントを確認し、必要に応じて調整を行うことが重要です。
GPT-4 Turbo プレビューを更新
このサムのポストは1月25日にアップデートが予告されていた物が実現するというポストです。以下そのブログ内の、gpt-4-turbo(gpt-4-0125)に対する記述を掲載します。
API の使用状況を理解し、API キーを管理する新しい方法
また、上記のブログには新しいAPIの管理方法も掲載されています。今後数か月間で、特に大規模な組織において、開発者が API の使用状況を確認し、API キーを管理できる機能をさらに改善する予定との事です。
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