サム・アルトマン解任の原因を憶測してみる
様々な記事が投稿されていますが、Intelligencerの記事には早くも彼の功績をたたえ懐かしむ論調が見られます。
様々な憶測がX上で乱れ飛んでいる中、注目に値するポストがあったので紹介します。
サムは言ってはいけない事を口走った?
確かにこのサムの発言が時期早々でメインサイエンティストであるイリヤ・サツケヴァー氏を取り返しがつかないくらい怒らせたかもしれないと思いました。本当に慎重にならなければならない開発であったと考えられます。
OpenAI社員、元社員たちの嘆き
まず、すでにOpenAIの日本語担当者からGoogleDeepMind東京に転職している、シェイン・グウ氏のポストを紹介します。
OpenAIが「傲慢さと愚かさ」に傾いていくならそれは問題です。
下記の様な予言めいたポストも発見されています。
このポストが言う様に次なる野心に移行したのかもしれませんね。
彼の見解を要約してみます。
上級監督を失ったOpenAI
イーロン・マスク氏、リード・ホフマン氏、ウィル・ハード氏といった利益相反によりリーダーとしての重要な経験を持っているのはアダム・ディアンジェロだけ。後は全員技術者。
サムの解雇原因は派閥争い
考えられる派閥はイリヤ、サム、グレッグ対アダム、ターシャ、ヘレンで、安全主義と配備速度の間で投票を促すブレークスルーの使用をめぐって論争があったとみなされます。
サムがAGI(人工汎能知能)の開発を安全性を十分に考慮せずに急いで進めようとした可能性が示唆されていると解釈できます。言い換えれば、サムはAGIの展開を迅速に進めたい意向があったが、イリヤ・スツケヴァー氏はより慎重なアプローチを取りたいと考えていたようです。このポストの主はそ、この相違が結果的にサムの解任に繋がったと考えています。
資金、チーム、方向性という点で完全にサムに握られていた
サム・アルトマンがOpenAIの重要な意思決定、方向性、パートナーシップなどを一手に握っていたとされ、そのために組織が彼に依存していた可能性があります。そして、取締役会は、組織の安全性やAI技術の展開のペースを自らのコントロール下に戻すために、サムを退任させる必要があると判断した可能性が高いと投稿者は考えています。
この記事は随時更新していきますので時間が立ったらまた見に来てください。
サム自身の発言が鍵?
数分前のサムのポストによると、
との事ですが、非営利団体であったため、巧妙に全ての株がサム個人に入るように仕組まれているというポストを読んだ事があります。
漏洩していた問題が回避されないでいたというリーク
このポストで共有されているのは、DevDayの後の大量のデータが漏洩したとリークしています。サムのポストではアクセスがキャパオーバーとなったため止めると言っていて半日くらいはサービス停止になっていたと思います。
というものです。
ミイラ取りがミイラに
誰が上手いこと言えと。
サム派のOpenAI社員ジム・ファン氏のポスト
OpenAIをやめた人のサム支持
OpenAI設立規程
OpenAIが非営利団体として設立された時の憲章がここに上がっていますが、なるほどサムのMicrosoftとの結びつきはこれに違反していますね。
この記載は、OpenAI Global, LLCへの投資に関する重要な警告と、その会社のミッションおよび運営方針を示しています。内容は下記の通りです。
「OpenAIとサム・アルトマンはここで間違えた」と上記のポストを投稿した人のアップしている規約は下記の公式ページから確認できます。
OpenAIの構造はOpenAI, Inc.(公益非営利団体)がOpenAI GP LLC(全額出資子会社)を全面的に所有・管理しており、さらにOpenAI Global, LLC(キャップ付き利益会社)を管理していることを示しています。また、MicrosoftはOpenAI Global, LLCの少数株主であることがわかります。この構造は、OpenAIの非営利ミッションと利益を追求する企業活動のバランスをとるために設計されています。
おそらくこの構造がサムによって、なんらかの手が加えられそうになったのではないかと推測されます。
敵対的企業買収の始まり
「MS/OpenAI でデータ サイエンティストとして働いている友人がいますが、これは敵対的企業買収の始まりだと主張しています。本当なら地球上の全員にとって憂慮すべきニュースです」とポストする人もいます。
これによって世の中がどちらの方向に変わったのかは、
後の世でないと判らない
スティーブ・ジョブズのApple追い出され事件よりもむしろ大きなピリオドに違いないと感じますね。これでAIは政治利用に巻き込まれていきそうな気がしないでもないですね。
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