オーストラリア政府、Xへのポストに差し止め命令するもマスク氏は無視
オーストラリア政府は殺人現場動画の投稿を差し止め命令したと下記の記事で述べられています。
オーストラリア首相、イーロン・マスクのの対応に驚き
オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相は、イーロン・マスクのソーシャルメディアプラットフォーム「X」(旧名Twitter)が教会のライブ配信中に起きた事件の投稿削除命令に法的に異議を唱えたことに「驚き」を表明しました。シドニーにあるアッシリアのキリスト教会で発生したビショップの刺傷事件のビデオが、オンラインで急速に拡散された後、オーストラリアのeSafetyコミッショナーはX及びFacebookとInstagramの運営会社Metaに対し、攻撃のグラフィック映像を含む投稿の削除を命じました。
Metaは命令に従うも、Xは異議を唱える
Metaはこの命令に従った一方で、Xは一部の投稿が「最近の攻撃について公にコメントしている」が「Xの暴力的なスピーチに関するルールには違反していない」と述べ、異議を唱えました。同社は、この命令がオーストラリア法の範囲内にあるとは考えておらず、コミッショナーには全世界のユーザーが見るコンテンツを決定する権限がないと主張しました。
法的措置への道
Xは指令に従ったとしながらも、「この不法で危険なアプローチを裁判所で力強く挑戦する」と加えました。「グローバルな削除命令は、自由でオープンなインターネットの原則に反し、世界中の言論の自由を脅かす」と会社は述べています。
イーロン・マスクの反応
イーロン・マスクは自身のプラットフォームであるX上で、181百万のフォロワーに向けてXの声明を共有し、「オーストラリアの検閲官が全世界のコンテンツ禁止を要求している!」と述べ、自らを「言論の自由の絶対主義者」と位置づけました。
社会的責任の重要性
アルバネーゼ首相は、「この問題は表現の自由に関するものではない」と強調し、「Xが従わず、その主張を試みることを選んだのは驚くべきことだ」と述べました。また、「ソーシャルメディアは社会的責任がある」とも付け加えました。
環境大臣の批判
環境大臣のタニヤ・プリバセクは、マスク氏が「自己中心的な億万長者」として、自分の意見を通すことが「ソーシャルメディアで示される犯罪の被害者を尊重することよりも重要であると信じているのは信じがたい」と非難しました。
法廷での動き
月曜日の法廷で、eSafetyコミッショナーはXに対して攻撃に関連する特定の投稿を隠すように法的な仮処分を取得しました。Xは、仮処分に対して水曜日までに異議を唱えることができ、その後最終決定が下される予定です。
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