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教員の複業には社会からの応援が必要

こんにちは。

越境先生の前田です。
今回は、教員の複業を認めるムーブメントを起こすには、社会からの応援の必要があることと、その理由について解説します。

公の仕組みの変化には社会の合意が必要

教員の複業しやすくするためには大きく2つのパターンがあるかと思います。

①自治体レベルで許可申請が通りやすい状況を作る
②法改正

②の方が大がかりではありますが、公な仕組みを変えるという意味では①も②も同じです。

法や公務員の就業規則など、公なルールを変更するためには、なぜその変更を行うのか社会に説明する必要があります。
また、その説明の内容は多くの人にとって利のあるものでなければいけません。

権利の主張だけでは足りない

複業を禁ずる法や規定は、憲法で守られている職業選択の自由を奪うことであるため、そもそも国民としての権利を害しているという見方もできそうです。

ただしこれが正当な主張であったとしても、この角度から多くの人を納得させることは難しいのではないかと思います。

例えば介護士や保育士の方の給料は少ないとよく言われています。社会の基盤を支える重要な職業なのにもかかわらず給料が少ないというのは、是正しなければなりません。でもなかなか進みません。
このことに限らず「誰かの不利益を是正する」の筋書きでは物事は動きにくいのだと思います。

「教員の働き方は過酷だから是正しよう」の話題についても、「子どもたちの健全育成のために」を枕詞につけないと世の中は動かないのです。
(あとはなり手不足とか、明らかに国民直接に不利益を被りそうな何かが紐づいている必要があります。)
子どもたちのために日本の教師の働き方を何とかしなくては!という動きになっているのが今の状況です。

権利が守られていないから是正してくれ!ではなく、何とかして社会に応援してもらう必要があるということですね。

どのようにして応援してもらうか

では教員の複業はどのように社会に応援してもらえばいいのでしょうか。
私は教員の複業にはいくつもの良い効果があると考えています。
一部紹介するとするなら以下の通りです。

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