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ネガは沢山あるけれどやっぱりバイク
ぼくは5℃以下になるとバイクに乗りません。乗ってる時間にもよるけど5℃を下回ると特別な寒さ対策が必要だからです。
風を通さない極厚ジャケット、防風オーバーパンツ、電熱グローブや電熱ベストなど。どうしても専用品が要ります。普通の服では風を切って走るバイクはちょっと無理です。
冬の間は乗る時間帯を工夫します。昼前から出かけて15時ごろには帰って来る。であればせいぜい10℃前後なのでそこそこ快適に乗ることができます。だからぼくは極寒用のバイクウェアは持っていないし買うつもりもない。
真夏はどうでしょう。30℃を超える日には乗らないほうが賢明です。直射日光、アスファルトの照り返し、他車のエアコンの排気、足の間にあるエンジン、ヒートアップの原因は山ほどあります。渋滞を考えると我慢できる限度は30℃だと思います。
実は暑さには対策の方法ってないんです。レースで使うクールスーツを使う?それは現実的ではないし、排気ファンが付いたジャケット(工事現場の人がよく着ている)を使う人もいますがこちらは見た目が致命的にNGです。
熱中症になったら楽しくないどころか危険なので、夏も時間帯を工夫します。日の出直後に出かけてお昼前に帰って来る。気温は朝から高いですが、この時間帯だと渋滞に巻き込まれることがありません。
真夏のライダーは渋滞との戦いですね。走っていればほぼ問題ないので都会のライダーは渋滞や信号の少ない田舎へ遠征します。多くのライダーがこぞって山間部のダムへ向かうのはそういう理由があるのです。
ではバイクにとって快適なシーズンっていつでしょう。私見ですが恐らく3月~5月と9月~11月の6ヶ月間でしょう。
東京は一年中バイクに乗れるラッキーな地域ですがそれでも快適なのは一年の半分だけ。そのうち何割かは雨で乗れません。そう、バイクは思うよりずっと快適な時期が少ないのです。
暑い、寒い、雨の日は乗れない、荷物が積めない。バイクはネガが沢山あります。それでも乗る人がいるのは快適に乗れた時の満足度が高いからだと思います。
ぼくが最も好きなのは夏の早朝に都心のビル街を駆け抜けること。
昼間は常に渋滞しているのでガラガラに空いた早朝の東京はまるでアニメの都市のようです。朝日がビルのガラスに反射してそれは幻想的な光景です。そして普段は気付きませんが、都心の道路は舗装がものすごく綺麗でご機嫌です。
バイクでしか味わえない瞬間って間違いなくあります。他のライダーの方々とそういう情報を交換してみたいですね。
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