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人に何かを教えることは自分が学ぶことの3倍難しいって話

今回は特に悩まされていた、教育の課題の話

人に教える立場になって1年近くがたったけど、日々感じる教える難しさと自分の無謀さを痛感しています。
その中でも、特に困った問題をいくつか洗い出し、その改善方法についても書き止めてみた。

頭を抱えてしまったケース

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客観的に見たら全然努力が足りないが、本人は十分やってる気になっている。

[結果]:進捗率が著しく悪く、理解力もかなりかけてしまっている。

[解決策]:日常の時間の使い方を紙にまとめさせ、自分のスケジュールを可視化させる。その上でゴールから逆算して導いた学習目安時間を伝える。
自分の時間を見つめ直してもらうことはかなり効果的だった。

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・なんとなくで理解せずただ課題を進めている。

[結果]:課題の進捗にこだわり過ぎた結果、どこかで盛大にこける。質問が質問にならなくなる。

[解決策]:つどつど理解力の度合いを確認する。
課題を終えることが真の目的ではなく、学習する目的はスキルをつけて理解力を上げるため&課題の進捗だけで評価しないことをその子に伝える。
質問になっていない質問がきた場合は、何がわからないか、どこまでできるのか?こちらで頭の中を整理して上げる。(本当はできたところまで理解しているところはそこまでは理解できてることを褒めてあげられるとなお良い。)
何がわからないかが解らないのは割とあるあるなので、そこは教育者がサポートして上げるのが大事かな。

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調べてもわからないし、書いてあることの内容が理解できません。サイトの悪口を言い出す

[結果]:前提条件の知識が足らず、いつまでたっても公式リファレンスなどが読めなくなる。スキルアップが遠のく。生産性のない悪口マンになる。

[解決策]:まずはその人がわかる言葉でその問題解決をしてあげる。(当人は問題解決することが第一の目的のため)
その後、それを読むに必要な前提条件の情報を伝える。
※特に初心者は情報の取捨選択や検索力がないし、その辺の記事には間違ったことも書かれてるケースもあるから安易にググれカスと言わない。
読む癖つけれてない人はまず、文章を読ませる癖をつけさせる。
本来なら文章読めない人は選定時にに弾く対象になりうるが、、そういう人が常にいる場合は最初から公式リファレンス読めは割とありかも。 

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報連相ができない、返事を求めているのにリアクションがない

[結果]:いつまでにやって報告してくださいと言っても何もリアクションがない。しまいにはこちら言っても無いことを勝手に判断して、相談もなしに実行してしまう。

[解決策]:以下、鋼のメンタルの作り方。
まずは過度な期待せず、求めたアクションが帰ってくることは諦める。
自分は最低限の常識はあると思っている人ほどそうでもないしむしろ問題児と胸に刻む。
なぜその行動が大事かをわかってもらえるようにその都度しっかり伝えるしかない。
伝えたからと言って、すぐに変わることを期待しない。(人間はすぐには変われません。)
※相手の為になるように叱るのは気付きを与えるために必要。

余談:個人的には求められているのに返信が無い、リアクション遅い人は関わるだけで疲れるのでビジネスやプライベートでは即切りで付き合わないことお勧めします。

ここまで書いて
学ぼうとする方の中に、世間的に見たら「甘えんな!」「舐めてるの?」と言われる態度でも、当人は悪気がなくてその行動をとってしまう人も少なく無いです。
そもそも、そういう人は相手にしないというのもビジネスでは一つの正しい選択かなとは思います。
ただ、そういう人たちでもコストはかかるが教育すれば仕事をこなせる人間になれるはず!

最後に
うちのスクールはプログラミングの世界チャンピオンに応援してもらったり、プログラミングスキル以外にデキる人が行う仕事の考え方や行動の話をする機会も多いですよとほんの少し宣伝。

自分がもっと前にたって導いていけるように努力せなばと心に刻んだところで今回はおしまい。

いつも応援してくださる皆さんにあきほは支えられています。本当にありがとうございます。